
マージンとは、紙の余白、区域のへり、売値と原価の差、票や得点の差、そして万一に備えた余裕、といった意味を持つ言葉であり、英英辞典はこれを十を超える語義に分けて立てています。
英語の margin をそのままカタカナにした語で、Oxford Learner’s Dictionaries は語源をラテン語の margo、その語幹 margin-「へり」としました。
この記事では、マージンの意味を英英辞典の語義ごとに切り分け、profit margin・margin of error・safety margin といった言い方、margin call などの派生語、そして辞書が示す発音までを整理します。
根拠にしたのは Cambridge Dictionary・Oxford Learner’s Dictionaries・Wiktionary の記述だけです。
マージンとは何か(結論)
マージンとは、何かの「へり」、そしてそのへりが生む「差」や「余裕」を芯に持つ言葉です。
Cambridge Dictionary が最初に置く定義は「the amount by which one thing is different from another(あるものが別のものとどれだけ違うか、その量)」。
同辞典はこの語義に、レベルの札 C2 を付けました。
例文は「上院は52票対47票の差で武力行使を承認した」。
もう一つの例文は「世論調査は、政権がごくわずかな差で先行していることを示している」です。
同辞典はほかに、製品やサービスで得た利益、ページの余白、区域の外縁、集団のへり、万一に備えた余裕という語義も立てています。
「へり」から「差」へ、そして「余裕」へ。意味が三つの方向に伸びた語だと見ると、全体がつかみやすくなります。
マージンの語義は辞書ごとにいくつもある
Cambridge Dictionary は名詞の語義を、六つの札で分けました。
札は DIFFERENCE(差)・PROFIT(利益)・OUTER PART(外側の部分)・POSSIBILITY(可能性)・BORDER(へり)・AMOUNT/DEGREE(量・度合い)。
そこにぶら下がる語義は、全部で十五。
Oxford Learner’s Dictionaries が並べたのは、ページの余白、勝った差、売値と原価の差、余分に見込む量、場所の外縁、主要部に入らない部分、基本給に足す額、の七つでした。
Wiktionary は名詞に九つ、動詞に三つの語義を立てています。
Cambridge Dictionary は、この語をビジネス英語の項にも立てました。
この記事では、辞書が立てた語義を一つずつ順に見ていきます。
マージンの語源はラテン語 margo(へり)
Oxford Learner’s Dictionaries の語源欄は、この語を late Middle English(後期中英語)のものとしています。
由来はラテン語の margo、その語幹は margin-、意味は edge(へり)。
つまり margin は、英語に入ってきたころから、すでに「へり」そのものを指す語でした。
紙の余白も、森や海の外縁も、集団のへりも、この一語から素直に伸びた語義です。
辞書が示す語源は、この一行だけ。
「利ざや」や「票差」といった数字の話も、もとをたどれば一本のへりに行き着きます。
マージンの語源をさらにさかのぼる
Wiktionary は、中英語の margyn を経て、ラテン語の marginem に行き着くとしています。
marginem は margō の対格で、その margō の意味は「edge, brink, border, margin(へり、きわ、境、余白)」。
古フランス語の margin を経由した可能性も、同じ欄が併記しました。
Wiktionary は marge と margo を、margin の doublet(二重語)として挙げています。
英語の中に、margin・marge・margo という三つの形が並んでいることになります。
Oxford Learner’s Dictionaries の margo と、Wiktionary の margō。
長音符の有無は違っても、二つの辞書が同じラテン語を指しています。
マージンの「差」という語義
Cambridge Dictionary は DIFFERENCE の札で「あるものが別のものとどれだけ違うか、その量」と定義し、C2 の札を付けました。
例文は「上院は52票対47票の差で武力行使を承認した(The Senate approved the use of military force by a margin of 52 votes to 47)」。
もう一つは「世論調査は、政権がごくわずかな差で先行していることを示している」です。
後者で使われているのは the narrowest of margins、つまり最上級を使う形。
Cambridge Dictionary は AMOUNT/DEGREE の札でも「あるものが別のものより、どれだけ多いか少ないか、その量」という近い語義を立てています。
そちらの例文は「大統領はごくわずかな差で選挙に勝った」と「彼らは余裕のある差で最大の住宅金融組合だ」。
辞書が添える組み合わせは、by a margin of …、a wide/large/comfortable margin、a narrow/small/slim margin の三通りです。
マージンの「利益」という語義
Cambridge Dictionary は PROFIT の札で「製品やサービスで得た利益」と定義し、ここにも C2 を付けています。
例文は「利益が増えたのは、マージンの改善とコスト管理がうまくいったからだ」。
もう一つは「安い労働力を使うと profit margin が上がる」です。
辞書の見出しには improved margin と profit margin という組み合わせが添えられました。
Wiktionary も finance(金融)の札で「利回りまたは利益、売値から製造原価を引いたもの」としています。
辞書が書いているのは「利益そのもの」であって、だれかが途中で抜く手数料ではありません。
収益を生むこと自体を指すカタカナ語は、別に立っています。
マネタイズとは?意味と語源も同じ英英辞典で調べています。↓

紙の余白を指すマージンの語義
Cambridge Dictionary は OUTER PART の札で「ページの文字の脇にある空白。ときに縦線で本文と区切られている」と定義し、C2 を付けました。
例文は「何か言いたいことがあれば、余白に書き込みます(If I have any comments to make, I’ll write them in the margin)」。
同辞典は BORDER の札でも「ページの、書かれた文字や印刷された文字のまわりにある空白のへり」という語義を立てています。
そちらの例文は「彼女は教科書の余白に書き込みをする癖があった」。
Oxford Learner’s Dictionaries の定義は「書かれた、または印刷されたページの脇にある空白」です。
例文は the left-hand/right-hand margin、つまり左の余白と右の余白。
Wiktionary は typography(組版)の札で「紙のへり。印刷では通常は空白のままにされるが、注記などに使われることもある」としました。
三つの辞書がそろって立てている語義は、実はこの「余白」です。
区域のへりを指すマージンの語義
Cambridge Dictionary は OUTER PART の札で「ある区域の外側のへり」という語義も立てています。
例文は「この植物は、森林地帯の明るいへりに生えやすい」。
Oxford Learner’s Dictionaries の定義は「場所のいちばん端、または限界」です。
例文は the eastern margin of the Indian Ocean、インド洋の東の縁。
Wiktionary は「平らな面の、へりまたは境」と、紙に限らない言い方をしました。
紙の余白と同じ語が、森にも海にもそのまま使われているわけです。
集団のへりを指すマージンの語義
Cambridge Dictionary は「ある集団のマージンにいる人は、その集団の一員ではあるが、大事な点で違っている」と定義しています。
同じ定義は「ある活動のマージンにいる人は、わずかにしか関わっていない」と続きました。
例文は「彼は1980年代を、イギリス政治のへりで過ごした」。
Oxford Learner’s Dictionaries の定義は「集団や状況の、主要な部分に入らない側の部分」です。
例文は people living on the margins of society、社会のへりで暮らす人々。
Wiktionary は figuratively(比喩的に)の札で「ある集合や集団に入るか入らないかを定めるへり」としました。
どの辞書も on the margins of … と、前置詞 on と複数形で書いています。
マージンの「余裕」という語義
Cambridge Dictionary は POSSIBILITY の札で、この語義を立てています。
中身は「あることを可能にするもの。たとえば、非常時に対処できるように見込んでおく、余分なお金や時間など」。
例文は「こういう仕事では、創意工夫の余地はあまりない(There is not much margin for creativity in a job like this)」です。
もう一つは「離陸する飛行機のあいだに、五分の安全の余裕を追加で設けている」。
辞書の見出しには margin for … と safety margin が添えられました。
Oxford Learner’s Dictionaries の定義は「うまくいくように見込んでおく、時間・空間・お金などの余分な量」で、例は a safety margin です。
Wiktionary は「許される差。限られた範囲の中で動く自由を与えるもの」としました。
同じ「余裕」を指すカタカナ語に、バッファがあります。
バッファとは?意味と語源も同じ英英辞典で調べています。↓

票差・得点差を言うマージンの語義
Oxford Learner’s Dictionaries は「だれかが何かに勝つときの、時間の差や票数などの差」と定義しています。
例文は He won by a narrow margin、彼はわずかな差で勝った。
Cambridge Dictionary の AMOUNT/DEGREE の札には「高い方の量と低い方の量の、差の量または度合い」という定義があります。
例文は「彼は大差で再選された(He was reelected by a wide margin)」。
Wiktionary の定義は「結果・特性・得点のあいだの、差または比」です。
Wiktionary の派生語の一覧には、by a wide margin という形そのものも載っています。
勝敗の差を言うときの前置詞は by。
三つの辞書の例文は、いずれも by a … margin の形でそろっています。
マージン・フォー・エラーとマージン・オブ・エラー
Cambridge Dictionary は margin for error を「完全な失敗の危険を冒さずに、どれだけ間違えられるか、その量」と定義しました。
例文は「失敗の余地はない。一回目でうまくいかせなければならない」です。
英語では There is no margin for error – it’s got to work the first time. です。
一方の margin of error は「最終的な結果の正確さを変えずに、計算がどれだけずれてよいか、その度合い」。
例文は「その世論調査の誤差は、プラスマイナス4パーセントだった」です。
for と of、ひと文字違いの二つの言い方が、辞書では別の語義として立っています。
前者は「許される失敗の量」、後者は「許される計算のずれ」。
Wiktionary の派生語の一覧にも、margin of error が入っています。
売値と原価の差を指すマージンの語義
Cambridge Dictionary の AMOUNT/DEGREE の札には「ものを作って売るのにかかった総費用と、売った価格との差」という定義があります。
例文の一つ目は「激しい競争は、価格とマージンの低下を招く」。
二つ目は「彼らはマージンの高い製品を作りたがっていた(They wanted to produce higher margin products)」です。
三つ目は「この販売で、その会社は80パーセントという驚くようなマージンを得ることになる」。
辞書が添える組み合わせは、a low/poor margin、a high/good margin、a margin on … の三通りです。
Oxford Learner’s Dictionaries の定義は「何かを買う、または作るのにかかった費用と、売る価格との差」。
例文は What are your average operating margins?、平均の営業マージンはどれくらいですか、です。
Wiktionary の派生語には gross margin・net margin・profit margin が並んでいます。
担保や証拠金を指すマージンの語義
Cambridge Dictionary は「融資の額と、担保の価値との差」という語義も立てています。
担保については「返済されなかったときに貸し手へ渡される資産」と、辞書がかっこで補いました。
例文は「債務不履行の危険は、銀行の融資マージンに正しく価格として織り込まれる必要がある」です。
別の語義は「契約での損失から仲介業者を守るために、顧客が仲介業者に預けるお金や株式など」。
この語義にだけは、例文が付いていません。
さらに「株式を on margin で買うとは、そのためにお金を借りること」という語義もあります。
例文は「経営陣は on margin で株を買い、購入価格の一割だけを現金で出した」。
Wiktionary も finance の札で「投機的な売買で損が出たときに仲介業者を補償するため、仲介業者に預けられる担保」としています。
同じく金融の場面で二つの語義を持つカタカナ語に、レバレッジがあります。
レバレッジとは?意味と語源も同じ英英辞典で調べています。↓

基本給に足すマージンの語義
Oxford Learner’s Dictionaries だけが立てている語義があります。
「特別な技能や責任に対して支払われる、基本給に加えられる額」というものです。
この語義に例文は付いていません。
Cambridge Dictionary にも Wiktionary にも、同じ語義は見当たりませんでした。
基本給の「外側に足される分」という点では、へりという芯がここでも生きています。
一つの辞書にしか載っていない語義。
使うときは、相手に通じるかどうかを確かめたほうが安全です。
周辺を指すマージンと、葉のマージン
Wiktionary は「付随するもの、周辺」という語義を立てています。
ここで使われている英語は ancillary(付随する)と periphery(周辺)。
もう一つ、botany(植物学)の札が付いた「葉のへりの形」という語義もあります。
Cambridge Dictionary の「この植物は、森林地帯の明るいへりに生えやすい」という例文も、やはり植物の話でした。
専門分野の札が付く語義は、ふだんの会話では出番の少ないもの。
それでも、「へり」という芯が最後まで一貫していることは見てとれます。
動詞として使うマージンの語義
Wiktionary は margin を動詞にも立てています。
一つ目は他動詞で「マージンを付ける、へりを設ける」。
二つ目も他動詞で「(注記などを)余白に書き入れる」です。
三つ目は finance の札が付いた他動詞で「証券などを margin(担保)で取引する」。
Cambridge Dictionary と Oxford Learner’s Dictionaries は、どちらもこの語を名詞としてだけ立てました。
動詞の margin を使う機会は多くなくても、辞書に載っていることは知っておきたいところ。
マージンは英語でどう言うか
日本語のマージンは、仲介した人が受け取る手数料という意味で使われることがあります。
ところが、三つの辞書のどれも、その語義を立てていません。
Cambridge Dictionary が PROFIT の札で書いたのは「製品やサービスで得た利益」でした。
Wiktionary の finance の語義も「売値から製造原価を引いたもの」で、やはり差額そのもの。
Oxford Learner’s Dictionaries も「買う、または作る費用と、売る価格との差」としています。
英語の margin が指すのは、だれかから抜く手数料ではなく、二つの数字の差です。
利ざやと言いたいなら profit margin、粗利なら gross margin、差し引いたあとなら net margin。
いずれも Wiktionary の派生語の一覧に並んでいる形です。
一方で、ページの余白を指す使い方は、三つの辞書がそろって立てている語義。そのまま通じます。
マージンを使った熟語・成句
Wiktionary の派生語の一覧には、三十を超える語が並んでいます。
お金まわりでは gross margin・net margin・profit margin・solvency margin。
取引まわりでは margin call・margin account・margin debt・margin trading・margin alert・maintenance margin が挙がりました。
余裕を言う語は margin of safety と safety margin の二つ。
差を言う語では margin of error と by a wide margin が載っています。
経済の用語として extensive margin・intensive margin も同じ一覧にありました。
接頭辞や接尾辞が付いた語は marginless・marginable・remargin・submargin・undermargin・overmargin・intermargin。
専門的な語には marginirostral・marginotomy・margin shell・admarginate・retromargin・palaeomargin(paleomargin)が並びます。
なお、Wiktionary の同義語の欄は空でした。
| 項目 | 辞書の記述 |
|---|---|
| 品詞 | 名詞(Cambridge・Oxford・Wiktionary)/動詞(Wiktionary) |
| レベル | C2=差・利益・余白の語義(Cambridge) |
| 札 | DIFFERENCE・PROFIT・OUTER PART・POSSIBILITY・BORDER・AMOUNT/DEGREE(Cambridge) |
| 分野の札 | typography(組版)・figuratively(比喩)・finance(金融)・botany(植物学)=Wiktionary |
| 語源 | ラテン語 margo、語幹 margin-「へり」(Oxford) |
| 二重語 | marge・margo(Wiktionary) |
| お金の派生語 | gross margin・net margin・profit margin・solvency margin |
| 取引の派生語 | margin call・margin account・margin debt・margin trading・maintenance margin |
| 余裕と差の派生語 | safety margin・margin of safety・margin of error・by a wide margin |
マージンの英語 margin の発音は /ˈmɑː.dʒɪn/
Cambridge Dictionary のイギリス英語の表記は /ˈmɑː.dʒɪn/ です。
同じ辞典のアメリカ英語は /ˈmɑːr.dʒɪn/ で、r の音が入ります。
Wiktionary の容認発音(RP)は /ˈmɑː.d͡ʒɪn/。
一般米語(GA)は /ˈmɑɹ.d͡ʒɪn/ と表記されています。
オーストラリア英語は /ˈmaː.d͡ʒɪn/ でした。
韻は -ɑː(ɹ)dʒɪn、音節の数は二つ。
Wiktionary にはアメリカ英語の音声ファイルも付いています。
強勢は第一音節。g は /dʒ/、つまり「ジ」の音で読みます。
マージンで間違いやすい点
一つ目は、マージンを「手数料」だけで覚えてしまうことです。
Cambridge Dictionary が最初に置く語義は「あるものが別のものとどれだけ違うか、その量」で、利益の語義はその次に来ます。
二つ目は、前置詞の取り違え。
余白なら in the margin、集団のへりなら on the margins of …、勝敗の差なら by a … margin と、辞書の例文では前置詞が分かれています。
三つ目は、margin for error と margin of error の混同です。
前者は「許される失敗の量」、後者は「許される計算のずれ」と、Cambridge Dictionary が別々に定義しました。
四つ目は、集団のへりを言うときに単数形で書いてしまうこと。
Cambridge Dictionary も Oxford Learner’s Dictionaries も、この語義の例文では margins と複数形にしています。
マージンについてよくある質問
Oxford Learner’s Dictionaries は、後期中英語の語で、ラテン語の margo、語幹 margin-「へり」から来たとしています。
Wiktionary は、中英語の margyn を経て、ラテン語の marginem にさかのぼるという説明です。
marginem は margō「へり、きわ、境、余白」の対格で、古フランス語の margin を経由した可能性も併記されています。
同じ欄は、marge と margo を margin の二重語として挙げました。
Cambridge Dictionary・Oxford Learner’s Dictionaries・Wiktionary のどれも、そういう語義を立てていません。
Cambridge Dictionary の PROFIT の語義は「製品やサービスで得た利益」です。
Oxford Learner’s Dictionaries は「買う、または作る費用と、売る価格との差」としました。
Wiktionary の finance の語義も「利回りまたは利益、売値から製造原価を引いたもの」で、やはり差額を指しています。
Cambridge Dictionary は、この二つを別々の語義として立てています。
margin for error は「完全な失敗の危険を冒さずに、どれだけ間違えられるか、その量」です。
margin of error は「最終的な結果の正確さを変えずに、計算がどれだけずれてよいか、その度合い」とされています。
例文は前者が「失敗の余地はない。一回目でうまくいかせなければならない」、後者が「その世論調査の誤差は、プラスマイナス4パーセントだった」です。
三つの辞書がそろって、その語義を立てています。
Cambridge Dictionary は「ページの文字の脇にある空白。ときに縦線で本文と区切られている」と定義し、C2 の札を付けました。
Oxford Learner’s Dictionaries の例文は the left-hand/right-hand margin です。
Wiktionary は typography(組版)の札で「紙のへり。印刷では通常は空白のままにされる」としています。
Wiktionary は margin を動詞にも立てています。
語義は「マージンを付ける、へりを設ける」「(注記などを)余白に書き入れる」「証券などを margin で取引する」の三つです。
いずれも他動詞で、三つ目には finance の札が付いています。
Cambridge Dictionary と Oxford Learner’s Dictionaries は、この語を名詞としてだけ立てました。
マージンのまとめ
マージンとは、紙の余白という意味であり、区域や集団のへりという意味であり、二つの数字のあいだに開いた差という意味でもあります。
語源はラテン語の margo、語幹 margin-「へり」で、後期中英語の時代に英語へ入りました。
Cambridge Dictionary が最初に置く語義は「あるものが別のものとどれだけ違うか、その量」。
英語で使うときに押さえておきたいのは、profit margin が利ざや、margin of error が誤差の幅、safety margin が安全の余裕を指すという三つの形です。
前置詞も語義ごとに分かれていて、余白は in、集団のへりは on、勝敗の差は by。
そして、日本語で言う「中間の手数料」に当たる語義は、三つの辞書のどれにも立っていませんでした。
Oxford Learner’s Dictionaries だけが「基本給に加えられる額」という語義を持ち、そこには例文が付いていません。
語義は十を超えても、芯にあるのは margo の一語、へりという一つの感覚です。
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日本語と英語でずれるビジネス用語を、同じ英英辞典で確かめられます

語源・発音記号・例文つき
マージンの参考文献
margin の定義・語法・発音・語源は以下の英英辞典と辞書で確認しました。
- Cambridge Dictionary|margin(Cambridge University Press 公式辞書)
- Oxford Learner’s Dictionaries|margin(名詞)(Oxford University Press 公式辞書)
- Wiktionary|margin(Wiktionary 英語版)
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