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バジェットとは?意味と語源は「革のかばん」|予算・格安の使い分けと英語 budget の発音

バジェットとは?意味と語源は「革のかばん」|予算・格安の使い分けと英語 budget の発音

バジェットとは、ある人や組織がどれだけ稼ぎ、どれだけ使う必要があるか・使えるかを示す計画のことであり、同時に「使える金額そのもの」も指す言葉です。英語の budget をそのままカタカナにした語で、語源は古フランス語 bougette「小さな革のかばん」です。もともと財布を指していた語が、やがてその中身を指すようになりました。

この記事では、バジェットの意味を英英辞典の語義から四方向に切り分け、革のかばんから予算へ移った語源、18世紀の「予算のかばんを開く」という言い方、時間やカロリーにも使う用法、形容詞としての「格安」、動詞 budget for ~ の文型、そして辞書が示す発音と数え方までを整理します。Cambridge Dictionary・Oxford Learner’s Dictionaries・Wiktionary の記述だけを根拠にしています。

目次

バジェットとは何か(結論)

バジェットとは、①ある人や組織がどれだけ稼ぎ、どれだけ必要とするか・使えるかを示す計画、②使える金額そのもの、③(主にアメリカ英語で)計画のなかで何かに割り当てた時間や労力の量、この三つを指す言葉です。さらに形容詞としては「とても安い」、動詞としては「いくら使うか計画する」の意味になります。

Cambridge Dictionary は budget の名詞の第一の語義を「ある人や組織がどれだけのお金を稼ぎ、どれだけ必要とするか、あるいは使えるかを示す計画」と定義し、B2 のレベルと [ C or U ](可算でも不可算でも)の表示を付けています。

同辞典の例文は「その会社は来る会計年度の予算を作成した」、そして within budget(予算内で)という形で「図書館は予算内に収まることがますます難しくなってきている」です。

第二の語義は「使えるお金の額」で、こちらも B2 ですが [ C ] のみです。例文は an annual budget of £40 million(年間4000万ポンドの予算)です。計画のほうと金額のほうが、辞書では別に立っています。

Oxford Learner’s Dictionaries は一つの語義にまとめていて、「ある人や組織が使えるお金と、それを一定期間にどう使うかの計画」と定義し、[countable, uncountable] の表示を付けています。お金と計画の両方を一文に入れた形です。

日本語で「バジェット」と言うときは、ほぼ②の「使える金額」の意味です。英語では①の計画の意味が先に立っているので、budget を見たときに「いくら使えるか」と「どう使うかの計画」のどちらを指しているかは、文脈で判断する必要があります。

バジェットの語源は「革のかばん」

Oxford Learner’s Dictionaries の語源欄によれば、budget は中期英語後期の語で、古フランス語 bougette から入りました。bougette は bouge「革のかばん」の縮小形で、その bouge はラテン語 bulga「革のかばん、ふいご」から、さらにガリア語起源の語にさかのぼります。同辞典は bulge(ふくらみ)と比較せよと添えています。

同じ語源欄は、意味の移り変わりまで書いています。「この語はもともと小袋または財布を意味し、のちにその中身を意味するようになった」。入れ物の名前が、中に入っているお金の名前になったわけです。

さらに具体的な記述が続きます。「18世紀中頃、財務大臣が年次の声明を提示するにあたって、『予算のかばんを開く(to open the budget)』と言われた」。革のかばんから書類を取り出す動作が、そのまま予算の発表を指す言い方になりました。

そして「19世紀後期に、この語の使い方は政府の財政から他の財政へ広がった」と記されています。つまり最初は国家予算の語で、家計や企業の予算に使われるようになったのは後からです。

Wiktionary の記述はさらに古い記録を押さえています。「1432年以降、中期英語 bogett、bouget、bowgette(革の小袋)として記録されている」とあり、15世紀前半には英語に入っていたことが分かります。

同辞典はガリア語 *bolgā までさかのぼり、古アイルランド語 bolg(袋)、ブルトン語 bolc’h(亜麻の莢)と比べられること、ゲルマン語族のオランダ語 balg(ふいご)と共通の根を持つこと、そして印欧祖語 *bʰelǵʰ- に行き着くことを示しています。同辞典は「さらには belly(腹)を見よ」と案内しています。

つまりバジェットの芯にあるのは「ふくらんだ袋」です。腹(belly)・ふくらみ(bulge)・ふいご(bellows)と同じ系統の語で、入れ物がふくらんでいるという形の名前でした。予算という抽象的な言葉が、もともと手で持てるかばんだったというのが、この語のいちばん面白いところです。

Wiktionary は (obsolete)(廃語)の印を付けた語義も三つ載せています。「財布、小銭入れ、または袋」「物をぎゅっとまとめた一式」「騎兵用カービン銃の端を収める受け」です。かばんの語義は、英語のなかでは使われなくなりました。

バジェットの第一の意味は「収入と支出の計画」

Cambridge Dictionary の American Dictionary の項は、この語義を FINANCIAL PLAN(財務計画)の札で立てています。定義は「特定の期間における予想される支出と収入を一覧にした財務計画」で、例文は「議会は防衛予算にさらなる資金を投じることを議決した」です。

同辞典は balanced budget(均衡予算)の説明も添えています。「均衡予算とは、支出が収入を超えない財務計画である」。収入と支出の両方が入っているのが、計画としての budget の特徴です。

Wiktionary の三つ目の語義も計画のほうです。「意図した支出の項目別の要約。通常は予想される収入と対になっている」。itemized(項目別の)という語が入っていて、ただの総額ではなく内訳があるものだと示されています。

Cambridge Dictionary の例文からは、計画としての budget が「発表されるもの」でもあることが分かります。「どんな支出にも手を出す前に、予算が発表されるまで待つことを提案する」です。

Oxford Learner’s Dictionaries のビジネスのコロケーション欄は、計画としての budget に付く動詞を並べています。draw up / set / present / agree / approve a budget(予算を作成する/定める/提示する/合意する/承認する)、keep to / balance / cut / reduce / slash the budget(予算を守る/均衡させる/削る/減らす/大幅に切る)です。

バジェットの第二の意味は「使える金額」

Cambridge Dictionary の第二の語義は「使えるお金の額」です。Wiktionary の第一の語義も同じで、「特定の機関・活動・期間のために取り分けられたお金または資源の額」と定義されています。earmarked(取り分けられた)という語が入っているのが特徴です。

Wiktionary はこの語義によく付く形も並べています。limited budget(限られた予算)・unlimited budget(無制限の予算)・working to a tight budget(きつい予算で仕事をする)・within the budget(予算内で)・over the budget(予算超過で)です。

同辞典は二つ目の語義として、(by implication)(含みとして)の印付きで「比較的少ない、手元にあるお金」も立てています。budget と言うだけで「少ない」という含みが出る場合がある、ということです。

Oxford Learner’s Dictionaries の例文は、この語義の言い回しを広くカバーしています。an annual budget of £10 million(年間1000万ポンドの予算)・a balanced budget・balance the household budget(家計の収支を合わせる)・to cut / slash a budget(予算を削る)・the education / defence budget(教育/防衛予算)・an advertising budget of $2 million(200万ドルの広告予算)です。

前置詞ごとの形も同辞典にまとまっています。on a budget(限られた予算で)・on / within budget(予算内で)・over budget(予算超過で)・under / below budget(予算未満で)・in the budget(予算のなかに)です。例文は「きつい予算で家を飾りつけた」「仕事は期限内に、予算内で終わった」「彼らは予算を超えた」「その案件は予算未満で収まった」です。

Cambridge Dictionary の例文にも同じ形が出てきます。「計画段階の計算違いのために、その案件は予算を超えた」「彼女は最後の映画を予算内に十分収めて完成させた」です。go over budget(予算を超える)と well within budget(予算内に十分収まる)が定型です。

バジェットは時間やカロリーにも使う

Cambridge Dictionary は、mainly US(主にアメリカ英語)の印を付けた第三の語義を立てています。「計画のなかで何かのために許容した、時間や労力などの量」で、お金ではないものに使う用法です。

例文は「あなたの時間の予算に合う休暇を見つけよう」「そのアプリはカロリー摂取の予算を設定する」です。time budget(時間の予算)・calorie budget(カロリーの予算)という形が示されています。

動詞のほうにも同じ用法があります。同辞典は「(主にアメリカ英語)時間や労力などをどれだけ何かに割り当てるか計画する」と定義し、budget something for something という形を挙げています。

その例文が具体的で分かりやすいです。「住民は、店へ行くためにもっと時間を見積もらなければならなくなっている」「私が見積もった6時間ではなく、4時間しかかからなかった」「友人との外食を見込んでいなかったので、余分なカロリーを翌日のカロリー予算から引いた」です。

American Dictionary の項も、この用法をはっきり書いています。「budget は、限りある供給しかないものをどう使うか計画することも意味する」で、例文は「仕事を全部終えるために、時間をどう配分するか学ばなければならない」です。日本語の「予算」はお金に限られますが、英語の budget は限りある資源全般に使えます。

形容詞のバジェットは「格安」という意味

Cambridge Dictionary は budget を形容詞としても立て、[ before noun ](名詞の前)の表示と B2 のレベルを付けて「とても安い」と定義しています。例文は a budget holiday / hotel / price(格安の旅行/ホテル/価格)です。

American Dictionary の項は CHEAP の札で「価格が低い。安い」と定義し、[ not gradable ](段階を付けられない)の表示を付けています。例文は「格安航空会社が、大手航空会社に一部の価格を引き下げさせてきた」です。

Wiktionary も形容詞を (not comparable) として立て、「制限された予算にふさわしい」と定義しています。同義語として bargainous・economic・low-cost を挙げ、派生語に budget airline(格安航空会社)を示しています。

Cambridge Dictionary はこの形容詞に、同義語の一覧も付けています。cheap(安い)・affordable(手が届く)・inexpensive(高くない)・reasonable(手ごろな)・dirt cheap(ものすごく安い)です。「予想より少ない金額で済む」という括りでまとめられています。

Oxford Learner’s Dictionaries のほうには、big-budget(大型予算の)・low-budget(低予算の)という複合語も立っています。Cambridge の例文「それは大型予算のハリウッド映画の一つだ」のように、映画の規模を言うときによく使われる形です。

バジェットの大文字 the Budget はイギリス政府の予算案発表

Cambridge Dictionary は the Budget を大文字の別項目として立てています。定義は「イギリスにおいて、政府が将来どれだけ税を集め、公共サービスにどれだけ使うかについて行う公式の声明」です。

語源欄に出てきた「to open the budget」という18世紀の言い方は、この用法につながっています。財務大臣が年次の声明を出す場面を指す言い方が、そのまま制度の名前として残りました。

同辞典が文学作品から引いている例文は、議会での扱いを示しています。「先月バーミンガムで、彼は貴族院に予算案を否決するよう促すにあたって同じく明快であった」「その政府は予算案の外で特別な財政措置を取ることを許されないものとする」です。

大文字の the Budget は固有の制度を指すので、一般名詞の budget とは扱いが違います。イギリスのニュースで the Budget と出てきたら、ある組織の予算ではなく政府の予算案発表のことです。

バジェットは動詞にもなる(budget for ~)

Cambridge Dictionary は budget を自動詞・他動詞の両方 [ I or T ] として立て、「何かにいくら使うか計画する」と定義しています。受動の形 be budgeted for が示され、例文は「今年は学校のためにさらに2000万ドルが予算に組まれた」です。

前置詞 for と組む形が、この動詞の要です。同辞典の例文は「彼らは単に、今年は昇給を予算に見込んでいなかったと言った」「この値上がりは、請求額が私たちが見込んでいたよりずっと高くなることを意味する」「財務部長は、新年に全面的なコンピューターの更新を予算に見込んでいると言っている」です。

Wiktionary は自動詞を「予算を組む・作成する」、他動詞を「資金を用意する、予算のなかで許容する」と定義し、活用を budgets / budgeting / budgeted と示しています。

American Dictionary の項は [ I/T ] の表示で「特定の目的のためにお金を使う計画をする」と定義し、例文は「彼らは今年、固定資産税に6000ドルを予算した」です。

Cambridge Dictionary は関連語として budgetary(予算の)も挙げています。American Dictionary の項では [ not gradable ] の形容詞として立ち、例文は「予算の制約があるこの時代に、これ全部の費用を誰が払うのか」です。発音は /ˈbʌdʒ·ɪˌter·i/ です。

バジェットの英語 budget の発音は /ˈbʌdʒ.ɪt/

Cambridge Dictionary はイギリス英語・アメリカ英語ともに /ˈbʌdʒ.ɪt/ と示し、Oxford Learner’s Dictionaries も両方 /ˈbʌdʒɪt/ です。名詞・動詞・形容詞のどの品詞でも発音は同じで、強勢の位置も変わりません。

カタカナの「バジェット」と違う点は二つあります。一つは第一音節の母音が /ʌ/ で、日本語の「ア」より口を狭めた音だということ。もう一つは第二音節の母音が /ɪ/、つまり弱い「イ」で、「エ」ではないことです。

強勢は第一音節 /ˈbʌdʒ/ にあります。「バ」に体重を乗せ、「ジット」を軽く添える形です。カタカナの「バジェット」は第二音節を「ジェ」と強めに読みがちなので、そこが辞書の音から離れます。

Wiktionary は地域別の発音を細かく並べています。受容発音が /ˈbʌd͡ʒ.ɪt/、一般アメリカ英語とカナダが /ˈbʌd͡ʒ.ɪt/ と /ˈbʌd͡ʒ.ət/、オーストラリアが /ˈbɐd͡ʒ.ɪt/ と /ˈbɐd͡ʒ.ət/、ニュージーランドが /ˈbɐd͡ʒ.ət/、南アジアが /ˈbəd͡ʒ.ɛt/ と /ˈbəd͡ʒ.ət/ です。

この一覧を見ると、第二音節の母音は地域によって /ɪ/・/ə/・/ɛ/ と揺れていることが分かります。南アジアの英語では /ɛ/、つまりカタカナの「ジェ」に近い音になります。ただし受容発音と一般アメリカ英語の第一の形はどちらも /ɪ/ です。

バジェットの英語 budget は可算か不可算か

Cambridge Dictionary は計画の語義を [ C or U ](可算でも不可算でも)、金額の語義を [ C ](可算)、時間や労力の語義を [ C ] と表示しています。Oxford Learner’s Dictionaries は [countable, uncountable] の両方です。Wiktionary は複数形を budgets と示しています。

注意が要るのは、前置詞と組む定型では冠詞が落ちることです。Oxford Learner’s Dictionaries の例文は on budget・within budget・over budget・under budget のように、どれも冠詞なしです。この形のときは不可算の扱いになります。

いっぽう具体的な予算を指すときは冠詞が付きます。an annual budget of £10 million・a balanced budget・the household budget・the education budget・an advertising budget のように、a か the が必要です。

Cambridge Dictionary の例文「限られた予算の人たちは、できれば休暇の時季に旅行するのを避けるべきだ」では、People on limited budgets と複数形になっています。人が複数いればそれぞれの予算があるので複数形です。

項目辞書の記述
名詞の数え方[ C or U ]/[countable, uncountable](計画・金額とも)
複数形budgets(Wiktionary)
形容詞budget(名詞の前・比較級を作らない)
動詞budget / budgets / budgeting / budgeted(自動詞・他動詞)
レベルB2(Cambridge。名詞・形容詞とも)
関連語budgetary/big-budget/low-budget/budget airline

バジェットと一緒に使う英単語と、よくある間違い

辞書の例文から拾える組み合わせは、動詞と前置詞に分かれます。動詞は draw up / set / present / agree / approve a budget、keep to / balance / cut / reduce / slash the budget、go over budget、come in under budget です。

前置詞の定型は on a budget(限られた予算で)・on budget・within budget(予算内で)・over budget(予算超過で)・under / below budget(予算未満で)・in the budget(予算のなかに)です。Oxford Learner’s Dictionaries のコロケーション欄は be / come in below / under / over / within budget という形でまとめています。

名詞と組む形も豊富です。budget cuts(予算削減)・a budget surplus / shortfall(予算の余剰/不足)・capital budget(資本予算)・the household budget(家計)・the education / defence budget(教育/防衛予算)です。

よくある間違いの一つ目は、前置詞の定型に冠詞を入れることです。「We finished within the budget.」ではなく、辞書の形は within budget です。具体的な予算を指すときだけ the が入ります。

二つ目は、動詞の budget に for を付け忘れることです。Cambridge Dictionary の例文は be budgeted for・hadn’t budgeted for・budgeting for のように、ほぼ for と組んでいます。何のための予算かを for で言います。

三つ目は、形容詞の budget を「予算の」と訳してしまうことです。形容詞の budget は「とても安い」です。「予算の制約」のように言いたいときは budgetary constraints が辞書の形です。

四つ目は発音で、第二音節を「ジェ」と強く読むことです。受容発音と一般アメリカ英語の第一の形はどちらも /ˈbʌdʒ.ɪt/ で、強勢は第一音節、第二音節の母音は弱い /ɪ/ です。

バジェットについてよくある質問

Q. バジェットの語源は何ですか

古フランス語 bougette「小さな革のかばん」です。

Oxford Learner’s Dictionaries の語源欄は、中期英語後期に古フランス語 bougette から入り、それは bouge「革のかばん」の縮小形で、さらにラテン語 bulga「革のかばん、ふいご」、そしてガリア語起源の語にさかのぼると記しています。

同辞典は「この語はもともと小袋または財布を意味し、のちにその中身を意味するようになった」とも書いています。

Wiktionary は1432年以降、中期英語 bogett、bouget、bowgette として記録されているとし、印欧祖語 *bʰelǵʰ- までさかのぼらせ、belly(腹)や bulge(ふくらみ)と同系統だとしています。

Q. 「予算のかばんを開く」という言い方があったのですか

Oxford Learner’s Dictionaries の語源欄にそう書かれています。

「18世紀中頃、財務大臣が年次の声明を提示するにあたって、『予算のかばんを開く(to open the budget)』と言われた」という記述です。

もともと革のかばんを指す語だったので、そこから書類を出す動作がそのまま予算発表を指す言い方になりました。

同辞典はさらに「19世紀後期に、この語の使い方は政府の財政から他の財政へ広がった」と記しています。

つまり家計や企業の予算に budget を使うのは、国家予算の用法より後からの広がりです。

Cambridge Dictionary が大文字の the Budget を「イギリスにおいて、政府が将来どれだけ税を集め、公共サービスにどれだけ使うかについて行う公式の声明」として別項目に立てているのも、この歴史につながっています。

Q. budget はお金以外にも使えるのですか

使えます。

Cambridge Dictionary は mainly US(主にアメリカ英語)の印を付けて「計画のなかで何かのために許容した、時間や労力などの量」という語義を立て、例文に time budget(時間の予算)・calorie budget(カロリーの予算)を挙げています。

動詞にも同じ用法があり、「住民は、店へ行くためにもっと時間を見積もらなければならなくなっている」「友人との外食を見込んでいなかったので、余分なカロリーを翌日のカロリー予算から引いた」という例文が載っています。

American Dictionary の項も「budget は、限りある供給しかないものをどう使うか計画することも意味する」と明記し、「仕事を全部終えるために、時間をどう配分するか学ばなければならない」を例文にしています。

Q. budget hotel の budget はどういう意味ですか

形容詞の budget で、「とても安い」という意味です。

Cambridge Dictionary は [ before noun ](名詞の前)の表示と B2 のレベルを付けて「very cheap」と定義し、a budget holiday / hotel / price を例文に挙げています。

American Dictionary の項は CHEAP の札で「価格が低い。安い」と定義し、[ not gradable ] の表示を付けて「格安航空会社が、大手航空会社に一部の価格を引き下げさせてきた」を例文にしています。

Wiktionary も (not comparable) の形容詞として「制限された予算にふさわしい」と定義し、同義語に bargainous・economic・low-cost を挙げ、派生語に budget airline を示しています。

なお「予算の」という意味の形容詞は budgetary のほうです。

バジェットのまとめ

バジェットとは、どれだけ稼ぎどれだけ使うかを示す計画であり、使える金額そのものであり、アメリカ英語では時間や労力の割り当て量でもあります。形容詞としては「とても安い」、動詞としては「いくら使うか計画する」の意味になります。

語源は古フランス語 bougette「小さな革のかばん」で、入れ物の名前が中身の名前になりました。18世紀中頃の「予算のかばんを開く」という言い方を経て、19世紀後期に政府の財政から家計や企業の財政へ広がっています。

英語で使うときに押さえておきたいのは三つです。on / within / over / under budget の定型では冠詞を入れないこと。動詞は前置詞 for と組むこと。そして「予算の」という形容詞は budget ではなく budgetary だということです。

発音は /ˈbʌdʒ.ɪt/ で、強勢は第一音節、第二音節の母音は弱い /ɪ/ です。Wiktionary は地域によって /ə/ や /ɛ/ になることも記していますが、受容発音と一般アメリカ英語の第一の形はどちらも /ɪ/ です。

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バジェットの出典

budget の定義・語法・発音・語源は以下の英英辞典と辞書で確認しました。

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