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プラットフォームとは?意味と語源は「平らな形」|駅・IT・公約の使い分けと英語 platform の発音

プラットフォームとは?意味と語源は「平らな形」|駅・IT・公約の使い分けと英語 platform の発音

プラットフォームとは、一段高くなった平らな場所のことであり、そこから広がって「駅のホーム」「ソフトウェアを動かす土台となる仕組み」「SNSなどのサービス」「政党の公約」「意見を公に言う機会」も指す言葉です。英語の platform をそのままカタカナにした語で、語源は中期フランス語 plateforme、文字どおり「平らな形」です。

この記事では、プラットフォームの意味を英英辞典の語義から六方向に切り分け、ギリシャ語 platús(平らな)までさかのぼる語源、イギリス英語とアメリカ英語で駅の数え方が platform と track に分かれること、IT と SNS で辞書が別々に立てている語義、政治の公約という用法、動詞としての platform と deplatform、そして辞書が示す発音までを整理します。Cambridge Dictionary・Oxford Learner’s Dictionaries・Wiktionary の記述だけを根拠にしています。

目次

プラットフォームとは何か(結論)

プラットフォームとは、①一段高くなった平らな場所や構造物、②駅で列車に乗り降りする細長い高い場所、③話し手や演者が立つ壇、④使っているソフトウェアを動かすコンピューターの種類や仕組み、⑤SNSなどのサービス、⑥政党が当選したら実行すると約束すること、⑦意見を公に言う機会、これらを指す言葉です。辞書はこれらを別々の語義として立てています。

Cambridge Dictionary は platform の名詞を四つの札で分けています。STRUCTURE(構造)、COMPUTERS, INTERNET(コンピューター・インターネット)、shoe(靴)、IDEAS(考え)です。靴の札が入っているのは、厚底靴を platform と呼ぶためです。

STRUCTURE の札のなかはさらに分かれます。「一段高くなった平らな区域または構造物」が B2、「駅で人が列車に乗り降りする細長い高い構造物」が A2 で、同辞典のレベル表示ではこちらのほうがやさしい語とされています。例文は「次のアバディーン行きの列車は9番線から出発します」です。

同じ札のなかには、壇の語義も入っています。「大きな部屋のなかで一段高くなった床の部分。そこから演説をしたり音楽を演奏したりする」で、mount the platform(壇に上がる)・take the platform(壇に立つ)・concert platform(演奏の舞台)という形が示されています。

Oxford Learner’s Dictionaries の切り分けは七つで、駅・演者用の壇・設備を置く高い面・コンピューター・政治の公約・意見を言う機会・靴、そしてイギリス英語の「二階建てバスの後ろの乗降口」まで並びます。

日本語で「プラットフォーム」と言うとき、指しているのはコンピューターか SNS の語義で、駅のほうは「ホーム」と呼び分けています。この呼び分けは日本語だけの習慣で、英語ではどちらも同じ platform です。

プラットフォームの語源は「平らな形」

Oxford Learner’s Dictionaries の語源欄によれば、platform は16世紀中頃の語で、フランス語 plateforme「平面図」、文字どおりには「平らな形(flat shape)」から入りました。Wiktionary はこれを中期フランス語 plateforme とし、plate(平らな)+ forme(形)に分けています。

Wiktionary はさらに要素ごとにさかのぼります。plate は古フランス語 plat から、その plat は古代ギリシャ語 πλατύς(platús、平らな)から来ています。forme のほうはラテン語 fōrma(形・姿・形式)です。ギリシャ語とラテン語が一語のなかで合わさっている形です。

plat-(平らな)の要素は、英語のほかの語にも残っています。plate(皿)・plateau(高原)・flat(平らな)と同じ系統の発想で、どれも平たさを芯に持ちます。プラットフォームという語が持つ「上に何かを載せられる」という含みは、この平らさから来ています。

この語源を押さえると、語義が広がった筋道が見えます。平らな面の上には人も物も乗せられます。だから駅の乗降場になり、演者の壇になり、ソフトウェアを載せる土台になり、意見を述べる足場になりました。全部「上に載せる面」という同じ形の言い換えです。

Wiktionary は古い用法として (obsolete) の印を付けた語義も載せています。「計画。下絵。模型。型(A plan; a sketch; a model; a pattern)」です。フランス語の「平面図」という原義が、英語でもしばらく生きていたことが分かります。

プラットフォームの第一の意味は「一段高い平らな場所」

Cambridge Dictionary の STRUCTURE の語義の最初は、ごく短い定義です。「a flat raised area or structure(平らで一段高い区域または構造物)」で、B2 のレベルが付いています。何に使うかは限定されていません。

Oxford Learner’s Dictionaries の「raised surface(高い面)」の語義には、具体例が並びます。an oil / gas platform(石油・ガスの掘削施設)、a viewing platform giving stunning views over the valley(谷の絶景を見渡せる展望台)、a launch platform(宇宙船の発射台)、The table and chairs were on a raised platform(テーブルと椅子は一段高い台の上にあった)です。

Cambridge Dictionary の例文にも掘削施設が出てきます。「ヘリコプターが航路を外れて石油掘削施設に突っ込み、3人の男性が昨夜死亡したと恐れられている」です。英語のニュースで oil platform と出てきたら、海上の構造物のことになります。

演者が立つ壇の語義では、Oxford Learner’s Dictionaries が同義語に rostrum(演壇)を挙げています。例文は「ただいま壇に上がってまいりますのは、今夜の指揮者ジェーン・グラヴァーです」「両党の代表が壇を共有した(=同じ会合で話した)」です。

share a platform(壇を共有する)は Cambridge Dictionary が Idiom(慣用句)として立てている形です。「同じ会合で話す」という意味で、立場の違う人が同席することを言うときに使われます。Oxford の例文も「労働組合の指導者たちが、業界の将来についての討論で経営者たちと壇を共有した」です。

駅のプラットフォームは英米で言い方が分かれる

Oxford Learner’s Dictionaries は、この語に British/American の対比欄をわざわざ設けています。「イギリスの駅では、乗客が列車に乗り降りする platform(ホーム)に番号が付いている。アメリカの駅では、列車が走る track(線路)に番号が付いている」という説明です。

同辞典が並べている例文の違いが分かりやすいです。イギリス英語は The Edinburgh train is waiting at platform 4(エジンバラ行きの列車は4番ホームで待っています)、アメリカ英語は The train for Chicago is on track 9(シカゴ行きの列車は9番線にいます)です。

同辞典はこの語義に (British English) の印を付け、compare track(track と比較せよ)と案内しています。つまり駅の番号を言う場面では、イギリス英語とアメリカ英語で使う語そのものが入れ替わるということです。

Cambridge Dictionary の例文はイギリス英語の形で揃っています。「南行きの列車はすべて1番ホームから出ます」「キングス・クロス行きの列車に乗りたい乗客は9番ホームへ行ってください」「ホームに足を踏み出したときに滑った」です。

Wiktionary も二つの語義を分けて立て、乗降場のほうには下位語として island platform(島式ホーム)を挙げ、特定の停車位置のほうには同義語として track を示しています。三つの辞書が同じ対応を示しています。

Oxford Learner’s Dictionaries はこの語義に a2 のレベルを付け、Transport by bus and train(バスと列車での移動)のトピックに入れています。駅の語義は、この語のなかでいちばんやさしい区分だということになります。日本語の「ホーム」は platform を縮めたものなので、英語では platform に戻して言う必要があります。

コンピューターのプラットフォームと、SNSのプラットフォーム

Cambridge Dictionary は COMPUTERS, INTERNET の札のなかを二つに分けています。一つは「使っているコンピューターシステムやスマートフォンの種類。そのうえで使えるソフトウェアの種類との関係において」、もう一つは「ソーシャルメディアの特定の形」です。土台のほうとサービスのほうが、別の語義として立っています。

土台のほうの例文は「この新しい個人向け銀行ソフトウェアは、どの Windows プラットフォームでも使える」「Apple の iOS と Google の Android というモバイルプラットフォームは、いまやどちらもソフトウェアに絵文字キーボードを組み込んでいる」です。mobile platform という形が示されています。

サービスのほうの例文は「私たちはマーケティングのコンテンツをさまざまなプラットフォームに投稿する」「このプラットフォームの各利用者は、誰が自分の個人情報を見るかについて完全な決定権を持つ」です。social media platform という形も挙げられ、Facebook・YouTube・WhatsApp・Instagram・TikTok が例示されています。

Cambridge Dictionary の Business English の項では、IT の札で「ある種類のソフトウェアプログラムとは一緒に使えるが、別の種類とは使えない特定のコンピューター技術」と定義され、a computer / technology / software platform という形が示されています。COMMUNICATIONS の札では「テレビ・ラジオ・インターネットなどの、伝達や娯楽の手段」です。

Oxford Learner’s Dictionaries の computing の語義は「使われているコンピューターシステムの種類、またはソフトウェア」で、c1 のレベルが付き、compare format(format と比較せよ)と案内されています。例文は a multimedia platform・a mobile gaming platform です。

Wiktionary はこの二つをさらにはっきり分けています。(Internet) の語義は「SNS・電子商取引・クラウドコンピューティングなど、オンラインサービスを顧客に提供するために使われるソフトウェアの仕組み」、(computing) の語義は「特定のオペレーティングシステムや環境、または他のソフトウェアを動かすために使われる特定の種類のコンピューターやマイクロプロセッサ」です。前者がサービス、後者が土台です。

政治のプラットフォームは「公約」のこと

Cambridge Dictionary は IDEAS の札のなかで、この語義を [ S ](単数形で使う)と示して「政党が、当選したらやると約束することのすべて」と定義しています。例文は「私たちは低い税率という公約で選挙を戦った」です。

American Dictionary の項の説明はさらに踏み込んでいます。「政治家や政党の platform とは、自分たちが信じていると言っていること、そして当選したら達成することである」で、例文は「彼は、減税と政府のコストの削減という公約で選挙戦を行った」です。

Oxford Learner’s Dictionaries の politics の語義は「政党の目標と、権力を得るために当選したらやると言うこと」で、[usually singular](通常は単数)の表示と c2 のレベルが付いています。例文は「彼らは反戦の公約で選挙活動をしている」「彼らは低い税率という公約で選挙を戦った」です。

同辞典の追加例文には、この語義の広がりが見えます。「彼らは外国の紛争への不介入という公約を採用した」「選挙では選べる別の公約がほとんどなかった」「その政党は新しい公約を議論している」「彼女は人種差別的な振る舞いへのゼロ容認という公約で選挙活動をした」です。

Wiktionary はこの語義に (politics, figurative) のラベルを付け、「広い範囲の論点についての政治的な立場。それぞれの論点は plank(板)と呼ばれる」と説明しています。平らな台を板で組むという比喩が、公約の一項目を plank と呼ぶ言い方に残っているわけです。

定型の形は on a platform of ~ です。辞書の例文はいずれも campaign / fight the election on a platform of ~(〜という公約で選挙戦をする)という形で、前置詞は on と of が組みます。

プラットフォームは「意見を言う機会」も指す

Cambridge Dictionary は IDEAS の札の最初に、この語義を C2 のレベルで立てています。「自分の考えや信念を公に知らせる機会」で、[ C usually singular ] の表示付きです。例文は「この番組を作るための助成金を私たちに出さないことで、彼らは私たちの発言の場を否定している」です。

同辞典の追加例文は、この語義が何に使われるかを示しています。「テレビは福音伝道者たちに、布教のためのもう一つの発言の場を与えてきた」「この手厚い助成金は、新しい研究開発の足場となるだろう」「こうしたテレビ番組は、強い意見を持つ人々が自分の見方を表明する場を提供する」です。

Oxford Learner’s Dictionaries の定義は「誰かが自分の意見を公に表明する、または特定の領域で前進するための機会または場所」で、c2 のレベルと Opinion and argument(意見と議論)のトピックが付いています。例文は「彼女はその新聞のコラムを、自分のフェミニズムの見方を述べる場として使った」です。

同辞典はこの語義に see also deplatform(deplatform も見よ)と案内しています。deplatform は、発言の場を取り上げるという意味の動詞です。発言の場という語義があるからこそ、その否定形の動詞が作られています。

Wiktionary はこの語義に (figurative)(比喩)の印を付け、同義語に tribune(演壇、民衆の代弁者)を挙げています。さらに別の比喩の語義として「事業を前進させるもの」も立て、同義語に foundation(土台)・stage(舞台)を示しています。

プラットフォームは動詞にもなる

Wiktionary は platform を他動詞としても立てていて、七つの語義を並べています。カタカナ語では使わない用法なので、英語の文章を読むときの備えとして押さえておく価値があります。

一つ目は「プラットフォームを備え付ける、またはプラットフォームの形にする」、二つ目は「プラットフォームの上に、またはそのように置く」です。三つ目は (rail transport) で「列車を駅のホームに着ける」という鉄道の用法です。

四つ目は (politics) で「政治の公約に含める」、五つ目は「公表する、見えるようにする。ある話題などに発言の場を与える」です。この五つ目には反意語として deplatform・no-platform が挙げられています。

六つ目は (film) で「より広い公開に先立って、熱量を生み出すために少数の劇場で映画を公開する」という映画業界の用法です。七つ目は (obsolete) で「〜の計画を立てる、模型を作る、設計する」です。

Cambridge Dictionary と Oxford Learner’s Dictionaries は、動詞の platform を見出しに立てていません。Cambridge は形容詞 platform を [ before noun ](名詞の前)の表示で立て、「(靴が)とても厚くて高い靴底を持つ」と定義しています。例文は platform shoe・platform sandals です。

プラットフォームの英語 platform の発音は /ˈplæt.fɔːm/

Cambridge Dictionary はイギリス英語を /ˈplæt.fɔːm/、アメリカ英語を /ˈplæt.fɔːrm/ と示しています。Oxford Learner’s Dictionaries も /ˈplætfɔːm/ と /ˈplætfɔːrm/ で同じです。違いはアメリカ英語で r が響くかどうかだけです。

カタカナの「プラットフォーム」と違う点は二つあります。一つは第一音節の母音が /æ/ で、「ア」と「エ」の中間に近い音だということ。もう一つは強勢が第一音節にあり、「プラット」に体重を乗せることです。

第二音節の /fɔːm/ は「フォーム」ですが、form(形)と同じ音です。語源が plate(平らな)+ forme(形)なので、音のうえでも「平らな・形」が残っています。

Wiktionary は受容発音(Received Pronunciation)として /ˈplætfɔːm/ と /ˈplɑtfɔːm/ の二つを挙げ、一般アメリカ英語を /ˈplætfɔɹm/ としています。音節の区切りは plat‧form の二つです。

日本語の「ホーム」は platform の後半だけを取った言い方で、英語の home(家)とは別の語です。英語で駅のホームを言うときに home を使うと通じないので、platform に戻す必要があります。

プラットフォームの英語 platform は可算か不可算か

Cambridge Dictionary は platform のほとんどの語義に [ C ]、つまり可算名詞の表示を付けています。靴の語義は [ C usually plural ](通常は複数形)、考えの語義の公約のほうは [ S ](単数形で使う)、発言の機会のほうは [ C usually singular ](通常は単数)です。Wiktionary も複数形を platforms と示しています。

語義によって単数・複数の癖が違う点が、この語の特徴です。靴は左右一組なので複数形、政党の公約は一つにまとまったものなので単数形、というように、物の数えかたが語義ごとに決まっています。

Cambridge Dictionary は the platform という形も別に立てています。「(イギリス英語)聴衆に話すために壇の上にいる人たち」という意味で、例文は「年配の女性が立ち上がり、壇上の人たちに質問があると言った」です。the platform party(壇上の一団)という形も示されています。

駅の番号を言うときは、冠詞を付けません。辞書の例文は platform 9・platform one・platform 1 のように、platform のあとに数字を置く形です。from platform 9(9番ホームから)、at platform 4(4番ホームで)と前置詞が組みます。

語義辞書の表示レベル
一段高い平らな区域[ C ]B2(Cambridge)
駅のホーム[ C ]A2(Cambridge)/a2(Oxford)
コンピューターの土台[ C ]c1(Oxford)
政党の公約[ S ]/[usually singular]c2(Oxford)
発言の機会[ C usually singular ]C2(Cambridge)/c2(Oxford)
厚底靴[ C usually plural ]b2(Oxford)

プラットフォームと一緒に使う英単語と、よくある間違い

辞書の例文から拾える組み合わせは、語義ごとに分かれます。駅では depart from platform ~(〜番ホームから出発する)・wait on the platform(ホームで待つ)・step onto the platform(ホームに足を踏み出す)、壇では mount the platform(壇に上がる)・take the platform(壇に立つ)・share a platform(壇を共有する)です。

コンピューターでは mobile platform・social media platform・computer / technology / software platform・multimedia platform・mobile gaming platform が辞書に現れます。政治では campaign / fight the election on a platform of ~ です。

Oxford Learner’s Dictionaries はこの語を使った複合語も案内しています。platform game(アクションゲームの一種)・cross-platform(複数の環境にまたがる)・wave-cut platform(波食台)・oil platform(石油掘削施設)です。

よくある間違いの一つ目は、駅のホームを home と言うことです。英語の home は家で、駅のホームは platform です。日本語の「ホーム」は platform の後半を取った略なので、英語では戻して言います。

二つ目は、アメリカの駅で platform の番号を聞くことです。Oxford Learner’s Dictionaries が対比欄で示しているとおり、アメリカの駅で番号が付いているのは track(線路)のほうです。

三つ目は、政治の「公約」の語義を知らずに読み飛ばすことです。英語のニュースで party platform と出てきたら、壇ではなく公約の話です。

四つ目は発音で、第二音節を強く読むことです。辞書の表記は /ˈplæt.fɔːm/ で、強勢は第一音節にあります。

プラットフォームについてよくある質問

Q. プラットフォームの語源は何ですか

中期フランス語 plateforme で、文字どおりの意味は「平らな形」です。

Oxford Learner’s Dictionaries の語源欄は「16世紀中頃。フランス語 plateforme『平面図』、文字どおりには『平らな形』から」と記しています。

Wiktionary はこれを plate(平らな)+ forme(形)に分け、plate は古フランス語 plat を経て古代ギリシャ語 πλατύς(platús、平らな)から、forme はラテン語 fōrma(形・姿・形式)から来ているとしています。

なお Wiktionary は古い語義として (obsolete) の印付きで「計画。下絵。模型。型」も載せていて、フランス語の「平面図」という原義が英語でも使われていたことが分かります。

Q. 駅のホームは英語で platform ですか

イギリス英語では platform です。

ただし Oxford Learner’s Dictionaries は British/American の対比欄を設けて、「イギリスの駅では乗客が乗り降りする platform に番号が付いているが、アメリカの駅では列車が走る track に番号が付いている」と説明しています。

例文もイギリス英語が The Edinburgh train is waiting at platform 4、アメリカ英語が The train for Chicago is on track 9 と分かれています。

Wiktionary も特定の停車位置を指す語義に同義語として track を挙げています。

なお日本語の「ホーム」は platform の後半を取った略で、英語の home(家)とは別の語です。

Q. ITのプラットフォームとSNSのプラットフォームは同じ語義ですか

辞書は別の語義として立てています。

Cambridge Dictionary は COMPUTERS, INTERNET の札のなかを二つに分け、一つを「使っているコンピューターシステムやスマートフォンの種類。そのうえで使えるソフトウェアの種類との関係において」、もう一つを「ソーシャルメディアの特定の形」と定義しています。

Wiktionary の分け方はさらに明確で、(Internet) の語義は「SNS・電子商取引・クラウドコンピューティングなど、オンラインサービスを顧客に提供するために使われるソフトウェアの仕組み」、(computing) の語義は「特定のオペレーティングシステムや環境、または他のソフトウェアを動かすために使われる特定の種類のコンピューターやマイクロプロセッサ」です。

つまり前者はサービスそのもの、後者はその土台を指します。

Q. 政治のニュースに出てくる platform は何を指すのですか

政党の公約です。

Cambridge Dictionary は「政党が、当選したらやると約束することのすべて」と定義し、American Dictionary の項では「政治家や政党の platform とは、自分たちが信じていると言っていること、そして当選したら達成すること」と説明しています。

Oxford Learner’s Dictionaries も politics の語義として「政党の目標と、権力を得るために当選したらやると言うこと」を立て、c2 のレベルを付けています。

定型の形は campaign / fight the election on a platform of ~(〜という公約で選挙戦をする)です。

Wiktionary はこの語義に (politics, figurative) のラベルを付け、公約の一項目が plank(板)と呼ばれることも記しています。

プラットフォームのまとめ

プラットフォームとは、一段高くなった平らな場所であり、駅のホームであり、演者の立つ壇であり、ソフトウェアを動かす土台であり、SNSなどのサービスであり、政党の公約であり、意見を公に言う機会でもあります。英英辞典はこれらを別々の語義として立てています。

語源は中期フランス語 plateforme「平らな形」で、plate(平らな)はギリシャ語 platús、forme(形)はラテン語 fōrma にさかのぼります。平らな面の上には人も物も意見も載せられる、という形の言い換えが、これだけ多くの語義を生みました。

英語で使うときに押さえておきたいのは三つです。駅の番号はイギリス英語が platform、アメリカ英語が track になること。語義ごとに単数・複数の癖が違い、公約は単数形で使うこと。そして発音は /ˈplæt.fɔːm/ で強勢が第一音節にあることです。

読むときに気をつけたいのは、politics の語義です。party platform は壇ではなく公約です。Wiktionary が動詞 platform と反意語 deplatform まで立てているとおり、「発言の場」という語義も現役で使われています。

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プラットフォームの出典

platform の定義・語法・発音・語源は以下の英英辞典と辞書で確認しました。

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