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ワークフローとは?意味と語源は work+flow の複合語|仕事の流れと手順の2つの語義と英語 workflow の発音

ワークフローとは?意味と語源は work+flow の複合語|仕事の流れと手順の2つの語義と英語 workflow の発音

ワークフローとは、ある種類の仕事がどう組み立てられているか、そしてその仕事の工程で段階がどの順に並ぶかを指す言葉であり、英英辞典はこれに「段階の並び」と「その段階を通っていく速さ」という二つの面を与えています。

英語の workflow をそのままカタカナにした語で、語源は work(仕事)と flow(流れ)をつないだ複合語。

この記事では、ワークフローの意味を三つの辞書の語義から切り分け、work+flow という語源、Wiktionary が立てる「流量」と「手順」の二つの語義、可算と不可算の両方で使える理由、MANAGEMENT と PRODUCTION という札の意味、streamline・optimize・improve と組む形、そして辞書が示す発音と強勢の位置までを整理します。

根拠にしたのは Cambridge Dictionary・Oxford Learner’s Dictionaries・Wiktionary の記述だけです。

目次

ワークフローとは何か(結論)

ワークフローとは、ある特定の種類の仕事が組み立てられているやり方、またはその仕事の工程で段階が並ぶ順序を指す言葉です。

Cambridge Dictionary は workflow を名詞 [ C or U ]、つまり可算にも不可算にもなる語として立てています。

定義は「ある特定の種類の仕事が組み立てられているやり方、またはある特定の仕事の工程における段階の順序」。

同辞典の例文は「適切なソフトウェアの道具は、ワークフローと生産性を高められる」です。

Oxford Learner’s Dictionaries はもう少し長く、「ある一つの仕事、またはある種類の仕事が、始まりから終わるまでに通っていく一連の段階、およびその段階を通っていく速さ」と定義しました。

一つの語に「並び」と「速さ」という二つの面がある、と読めます。

ワークフローの語義は辞書ごとに幅がある

Cambridge Dictionary には、一般の項とビジネス英語の項の二つに workflow が立っています。

ビジネス英語の項は語に MANAGEMENT(経営)と PRODUCTION(生産)の札を付けており、定義の文そのものは一般の項と同じです。

例文は「ワークフローを改善することで、ある製造業者は請求書を処理するのにかかる時間を6週間から3日へ縮めた」。

Oxford Learner’s Dictionaries は札を付けず、[countable, uncountable] とだけ示しています。

Wiktionary は語義を二つに分け、二つ目にだけ especially business(とくにビジネスで)の札を付けました。

同じ語でも、どの辞書を開くかで見える面が変わってきます。

ワークフローの語源は work+flow の複合語

Wiktionary の語源欄は一行だけです。

記述は「From compound work + flow」、つまり work と flow の複合語から来たという説明。

ラテン語やギリシャ語までさかのぼる語ではなく、英語の中で work(仕事)と flow(流れ)をつないで作られた語なのです。

Cambridge Dictionary と Oxford Learner’s Dictionaries には、この語の語源欄そのものがありません。

複合語なので、意味も二つの部品からそのまま読めます。

「仕事」が「流れる」というのが、この語の芯でしょう。

ワークフローは「仕事の流れる速さ」を指す

Wiktionary の第一の語義は「仕事の流れが起きるときの flowrate(流量)」です。

flowrate は、どれだけの量がどれだけの速さで流れるかを表す語。

Oxford Learner’s Dictionaries の定義の後半も「それらの段階を通っていく速さ」で、同じ面を指しています。

この語義で辞書が挙げる組み合わせは streamline the workflow(ワークフローを無駄なく整える)と optimize the workflow(ワークフローを最適化する)。

Oxford Learner’s Dictionaries の例文にも「事業の生産性を上げて費用を削るいちばんよい方法の一つは、ワークフローを無駄なく整えることだ」が載っています。

流れが詰まれば遅くなり、整えれば速くなるという量の話になります。

ワークフローは「手順そのもの」も指す

Wiktionary の第二の語義は「タスクが完了していく過程、または手続き」です。

同辞典はこれに especially business の札を付け、続けて「それはフローチャートによって定義されることがある」と書きました。

フローチャートに入る要素として挙げられているのは、actors(動く人)・actions(動作)・results(結果)・decisions(判断)・action paths(動作の経路)の五つ。

速さではなく、仕事が通っていく道の形そのものを指す語義になります。

辞書の定義そのものが process と procedure という二つの語を使っています。

ワークフローを英語で説明しようとすると、この二語から離れられません。

その process がどんな語なのかはプロセスの意味と語源で確かめられます。↓

ワークフローは可算にも不可算にもなる

Cambridge Dictionary は workflow に [ C or U ] と記し、可算と不可算の両方で使えると示しています。

Oxford Learner’s Dictionaries の表記は [countable, uncountable] で、扱いは同じ。

複数形が実際に現れる例文もあります。

Oxford Learner’s Dictionaries の「彼は400人の部署のワークフローを管理する責任を負っていた」では workflows と複数になっています。

Cambridge Dictionary の英語コーパスの例文にも「組織をまたぐワークフローのモデル化」と「紙を使っていたワークフローがどんどん電子化されてきたので」という複数形の例。

数えるときは流れを何本かに分けて見ており、数えないときは流れ全体をひとまとめに見ているのでしょう。

ワークフローはビジネス英語で経営と生産の札が付く

Cambridge Dictionary のビジネス英語の項は、workflow に MANAGEMENT と PRODUCTION という二つの札を付けています。

経営の話でも生産の話でも使う語だ、ということ。

例文は請求書の処理時間で、6週間が3日になったという数字つきです。

Oxford Learner’s Dictionaries の例文も「入ってくる書類と出ていく書類を追いかけるのを助ける、ワークフロー管理ソフトへの需要が伸びている」と、事務の現場を書いています。

どちらも道具やしくみで流れを変える話で、心がけの話ではありません。

workflow は、測って直す対象として語られる語なのです。

ワークフローの英語 workflow の発音は /ˈwɜːk.fləʊ/

Cambridge Dictionary はイギリス英語を /ˈwɜːk.fləʊ/、アメリカ英語を /ˈwɝːk.floʊ/ と示しています。

Oxford Learner’s Dictionaries の表記は /ˈwɜːkfləʊ/ と /ˈwɜːrkfləʊ/。

Wiktionary は容認発音を /ˈwɜːkfləʊ/、一般アメリカ英語を /ˈwɝkfloʊ/ と記しました。

強勢はどの辞書でも第一音節の /ˈwɜːk/ にあります。

「ワーク」を強く、「フロー」を軽く添える形。

Wiktionary は音節の数を2と記し、韻を -əʊ としています。

ワークフローの発音で気をつける点

一つ目は、後半の母音です。

イギリス英語は /fləʊ/、アメリカ英語は /floʊ/ で、どちらも二重母音。

カタカナの「フロー」のように一つの音を伸ばすのではありません。

二つ目は、前半の r です。

アメリカ英語の /ˈwɝːk/ では r が響き、イギリス英語の /ˈwɜːk/ では響きません。

三つ目はビジネス英語の項の表記で、そこだけ区切りの点が無い /ˈwɜːkfləʊ/ と一続きに書かれているものの、音そのものは同じでしょう。

ワークフローと一緒に使う英単語

辞書が示す組み合わせは、動詞と組む形が中心です。

Wiktionary は streamline the workflow・optimize the workflow・workflow management の三つを挙げました。

Cambridge Dictionary の例文は improve workflow and productivity、ビジネス英語の項の例文も by improving workflow です。

Oxford Learner’s Dictionaries からは managing the workflows・workflow management software・streamline your workflow が拾えます。

並ぶのは「整える」「最適化する」「改善する」「管理する」。

ワークフローは置いておくものではなく、手を入れるものとして英語に現れます。

ワークフローと workstream の関係

Wiktionary は workflow の coordinate term(対になって並ぶ語)として workstream を挙げています。

同じ階層に並ぶ別の語、という関係です。

第二の語義の定義文そのものにも task(タスク)が出てきます。

「tasks are completed(タスクが完了する)」という形で、流れの中を動く単位がタスクだと読めるでしょう。

つまりワークフローは、タスクが並んで流れていく道のことです。

単位の側から見ると、同じものが別の顔で見えてきます。

その単位を指す語はタスクの意味と語源で詳しく見ています。↓

ワークフローには work-flow という別の綴りもある

Cambridge Dictionary のビジネス英語の項は、見出しの下に「also work-flow」と記しています。

ハイフンを入れた work-flow という綴りも使われる、ということ。

一般の項と Oxford Learner’s Dictionaries には、この別の綴りは出てきません。

Wiktionary も綴りの揺れには触れていません。

辞書を並べると、ビジネス英語の項だけがこの形を拾っている形です。

ここまでに出た情報を一覧にすると下のようになります。

項目辞書の記述
品詞名詞(可算・不可算 [ C or U ])
別の綴りwork-flow(Cambridge のビジネス英語の項に also work-flow)
語源work + flow の複合語(Wiktionary)
音節2(Wiktionary)
韻-əʊ(Wiktionary)
札MANAGEMENT・PRODUCTION(Cambridge ビジネス英語)/especially business(Wiktionary 第二の語義)
対になって並ぶ語workstream(Wiktionary)
派生語tapeless workflow(Wiktionary)
よく組む語streamline・optimize・improve・manage(各辞典の例文と組み合わせ欄)

ワークフローの派生語は tapeless workflow

Wiktionary が derived terms(派生語)として挙げているのは tapeless workflow の一つだけです。

tapeless は tape(テープ)+ -less(〜が無い)で、テープを使わないという意味。

辞書はこの語に説明を付けていないので、ここで言えるのは「派生語として載っている」ことだけになります。

複合語から、さらに複合語が作られている形。

work+flow で生まれた語が、また別の語を生む側に回っているわけです。

ワークフローは辞書の例文で必ず動かされている

三つの辞書の例文を並べると、workflow はいつも何かと一緒に動いています。

Cambridge Dictionary の「適切なソフトウェアの道具は、ワークフローと生産性を高められる」では、道具が流れを変える側です。

Wiktionary の例文は「そのチームは効率を上げるためにワークフローを作り直した」と「このソフトウェアはワークフローのいくつかの段階を自動で行う」の二つ。

前者は人が作り直し、後者はソフトウェアが段階を引き受けます。

Oxford Learner’s Dictionaries の三つの例文も、管理する・追いかける・無駄を削るという動きつきでした。

「ワークフローがある」とだけ書いた例文は、どの辞書にも見つかりません。

ワークフローは学術の文章にも多い

Cambridge Dictionary は English Corpus から採った例文も並べています。

「活動とは、ワークフローの工程の完了に向けて寄与する論理的な一段階である」はその一つ。

「ワークフローの手順は、段階として表された活動のあいだの、時間の前後と因果のつながりを記述する」という例文もあります。

「これらのつながりを管理することが、どのワークフローのしくみにおいても中心の問題になる」も同じ系統です。

「ワークフローの大きな遅れは生産性を落とすので許されない」という例文は、速さの語義の側。

学術の文章では、段階・つながり・遅れという言葉と組んで現れるのです。

ワークフローは他の言語でも「仕事+流れ」で作られる

Wiktionary は語義ごとに訳語を並べています。

日本語の欄に載っているのは「ワークフロー(wākufurō)」で、訳さずそのまま借りた形です。

ドイツ語は Arbeitsablauf、トルコ語は iş akışı、フィンランド語は työnkulku で、どれも「仕事」と「流れ」を組み合わせた作り。

中国語は第一の語義に工作流、第二の語義に工作流程を当てています。

フランス語は workflow をそのまま使う形と flux de travail を併記しました。

Cambridge Dictionary の訳語欄も中国語は工作流程、スペイン語は proceso de trabajo、ポルトガル語は fluxo de trabalho で、複合語の組み立てがそのまま移されています。

ワークフローで間違いやすい点

一つ目は、速さの語義を忘れることです。

Wiktionary の第一の語義と Oxford Learner’s Dictionaries の定義の後半は、どちらも「どれだけの速さで通っていくか」を指しています。

二つ目は、ビジネス専用の語だと思い込むこと。

especially business の札が付いているのは Wiktionary の第二の語義だけで、第一の語義には札がありません。

三つ目は強勢を後ろに置いてしまうことで、辞書の表記では第一音節の /ˈwɜːk/ が強い位置。

カタカナのまま平らに読むと、どの辞書が示す音からも離れてしまうでしょう。

ワークフローについてよくある質問

Q. ワークフローの語源は何ですか

英語の work(仕事)と flow(流れ)をつないだ複合語です。

Wiktionary の語源欄は「From compound work + flow」の一行だけで、ラテン語やギリシャ語へさかのぼる記述はありません。

Cambridge Dictionary と Oxford Learner’s Dictionaries には、この語の語源欄そのものが置かれていません。

複合語なので、意味も二つの部品からそのまま読めます。

「仕事が流れる」という組み立てが、そのまま語義になっている語でしょう。

Q. ワークフローと workstream はどう違いますか

辞書は違いを説明していません。

Wiktionary が workflow の coordinate term、つまり対になって並ぶ語として workstream を挙げているだけです。

coordinate term は同じ階層に並ぶ語を指す印で、上下や包含の関係を表すものではありません。

workstream 側の語義は、workflow の項には書かれていません。

ここで言えるのは「辞書が並べて置いている関係にある」ことまでです。

Q. workflow は数えられる名詞ですか

可算と不可算の両方で使えます。

Cambridge Dictionary は [ C or U ]、Oxford Learner’s Dictionaries は [countable, uncountable] と記しています。

複数形の実例もあり、Oxford Learner’s Dictionaries の「彼は400人の部署のワークフローを管理する責任を負っていた」では workflows の形。

Cambridge Dictionary の英語コーパスの例文にも、組織をまたぐワークフローの話で複数形が現れます。

Q. ワークフローは英語でどう発音しますか

強勢は第一音節の /ˈwɜːk/ に置きます。

Cambridge Dictionary はイギリス英語を /ˈwɜːk.fləʊ/、アメリカ英語を /ˈwɝːk.floʊ/ と示しました。

Oxford Learner’s Dictionaries は /ˈwɜːkfləʊ/ と /ˈwɜːrkfləʊ/、Wiktionary は /ˈwɜːkfləʊ/ と /ˈwɝkfloʊ/ です。

後半は /fləʊ/ または /floʊ/ の二重母音で、カタカナの「フロー」のように一つの音を伸ばすのではありません。

Wiktionary は音節の数を2、韻を -əʊ と記しています。

ワークフローのまとめ

ワークフローとは、ある種類の仕事が組み立てられているやり方という意味であり、工程で段階が並ぶ順序という意味であり、その段階を通っていく速さという意味でもあります。

語源は英語の work(仕事)と flow(流れ)をつないだ複合語で、ラテン語やギリシャ語をさかのぼる語ではありません。

芯にあるのは「仕事が流れる」という組み立て。

英語で使うときに押さえておきたいのは、強勢が第一音節 /ˈwɜːk/ にあること、可算と不可算の両方で使えること、そして streamline・optimize・improve・manage と組んで「手を入れる対象」として現れることの三つです。

辞書が示す語義のうち、especially business の札が付いているのは Wiktionary の第二の語義だけなので、ビジネス専用の語として覚えてしまわないほうがよいでしょう。

\3分で読める/

仕事の流れを語るビジネス用語を、同じ英英辞典で確かめられます

語源・発音記号・例文つき

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ワークフローの参考文献

workflow の定義・語法・発音・語源は以下の英英辞典と辞書で確認しました。

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