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アカウンタビリティとは?説明できる責任の意味と語源、英語 accountability の発音と使い方

アカウンタビリティの意味と語源、発音記号、似た語との使い分けをまとめた記事の見出し画像。英英辞典2本と語源辞典で確かめた内容を、表と一問一答で整理している
アカウンタビリティの意味と語源、発音記号、似た語との使い分けをまとめた記事の見出し画像。英英辞典2本と語源辞典で確かめた内容を、表と一問一答で整理している

アカウンタビリティとは、自分のしたことに責任があり、それについて納得のいく理由を説明できるという事実のことです。英語の accountability をそのままカタカナにした語で、英英辞典は「説明できること」を定義の中に入れています。

この記事では、アカウンタビリティの意味を英英辞典の語義からたどり、accountable に -ity が付いたという成り立ち、レスポンシビリティとの線引き、辞書が示す発音と使う型までを整理します。日本語で「説明責任」と訳されるのは、辞書の定義に explain という語が入っているからです。

目次

アカウンタビリティとは何か(結論)

アカウンタビリティとは、自分のしたことに責任があり、その理由を納得のいく形で説明できるという事実です。二つの英英辞典がどちらも、責任と説明の両方を定義に入れています。

Cambridge Dictionary は accountability を不可算名詞 [ U ] として示し、「自分がしたことに責任があり、それについて納得のいく理由を述べられるという事実、またはそれがどの程度行われているか」と定義しています。

Oxford Learner’s Dictionaries は「自分の決定や行動に責任があり、求められたときにそれを説明することが期待されるという事実」と定義しています。

Oxford はこの語に formal(かたい語)という札を付けています。日常会話ではなく、制度や組織を述べる文で使う語です。

定義の要は二つに分かれます。責任があること、そして説明できることです。片方だけでは足りません。

Cambridge の例文は There were furious demands for greater police accountability.(警察のアカウンタビリティをもっと高めよという激しい要求があった)です。

Oxford も proposals for greater police accountability(警察のアカウンタビリティを高めるための提案)という同じ形の例文を挙げています。

Oxford はこの語を Preferences and decisions(好みと決定)という話題に分類し、そこでの段を c1 としています。

アカウンタビリティの語源は accountable と -ity

Online Etymology Dictionary によれば、accountability は1770年の語です。形容詞 accountable に接尾辞 -ity が付いた形で、意味は「答える立場にある状態」でした。

同辞典は、それより前には accountableness という形が使われていたと記しています。1660年代の語です。

元になった accountable は1400年ごろの語で、意味は「答えられる」です。

同辞典はこの語の字義を「account(計算・説明)に呼び出される責めを負う」としています。アングロ・フランス語では14世紀半ばに現れました。

経路は古フランス語 acontable で、成り立ちは動詞 account + -able です。つまりアカウンタビリティの芯にあるのは「勘定を出せと言われたら出せる」という形です。数え上げて示すという動作が、責任の名前になりました。

-ity のほうは、形容詞から抽象名詞を作る語形成要素です。同辞典は意味を「〜であるという状態または性質」としています。

経路は中英語 -ite、古フランス語 -ete、ラテン語 -itatem(主格 -itas)です。状態や条件を表す接尾辞です。

アカウンタビリティとレスポンシビリティの線引き

レスポンシビリティは引き受けている義務そのもので、アカウンタビリティはその義務について説明できる立場を指します。辞書の定義に explain が入るかどうかが分かれ目です。

語定義の要点初出語源の元の意味
accountability責任があり、理由を説明できるという事実1770年account「勘定・説明」に呼び出される責めを負う
responsibility自分の仕事や義務として対処すべきこと1787年ラテン語 respondere「応じる、答える、誓う」

Cambridge Dictionary は responsibility の DUTY の語義を「自分の仕事や義務として対処すべきこと」と定義し、レベル B2 を付けています。

Oxford は responsibility を「誰かや何かに対処する、あるいは世話をする義務。うまくいかなければ責めを負うことがある」と定義しています。

二つの語は無関係ではありません。Cambridge の accountability の定義は being responsible for what you do という形で responsible を使っており、Oxford も being responsible for your decisions or actions としています。責任があるという状態を土台にして、その上に説明が乗る構えです。

初出の年も近いところにあります。Online Etymology Dictionary によれば accountability は1770年、responsibility は1787年です。

語源の芯は違います。accountability は勘定を示すこと、responsibility はラテン語 respondere「応じる、答える、見返りに約束する」で、答えることと誓うことです。

アカウンタビリティの発音は /əˌkaʊn.təˈbɪl.ə.ti/

accountability はいちばん強く読むのが bil の部分です。6音節もある長い語で、強い場所と弱い場所の差がはっきりしています。

辞書イギリス英語アメリカ英語
Cambridge Dictionary/əˌkaʊn.təˈbɪl.ə.ti//əˌkaʊn.t̬əˈbɪl.ə.t̬i/
Oxford Learner’s Dictionaries/əˌkaʊntəˈbɪləti//əˌkaʊntəˈbɪləti/

記号が二つ付いています。ˈ が最も強い場所、ˌ が二番目に強い場所です。

最も強いのは /bɪl/ で、二番目が /kaʊn/ です。頭の /ə/ は弱い曖昧母音で、ほとんど聞こえません。

カタカナの「アカウンタビリティ」は7拍を平らに並べますが、英語は bil を山にして前後を低く押さえます。ここを平らに読むと長さだけが残って伝わりません。

Cambridge のアメリカ英語だけ /t̬/ が2か所に付きます。母音に挟まれた t が軽く弾く音になることを示す記号です。

Oxford はイギリス英語とアメリカ英語で同じ表記を示しています。

ガバナンスの意味と語源も同じ英英辞典と語源辞典で調べてまとめています。

アカウンタビリティの英語 accountability は数えられない名詞

accountability は不可算名詞です。Cambridge Dictionary は [ U ]、Oxford Learner’s Dictionaries も uncountable と示しています。accountabilities という複数形は辞書に載っていません。

前置詞は of と to を組み合わせる型が辞書に載ります。Oxford は accountability (of somebody) (to somebody) という形を示しています。

その例文は the accountability of a company’s directors to the shareholders(会社の取締役の株主に対するアカウンタビリティ)です。誰が誰に対して説明するのかを両方言えます。

付く形容詞は greater(より大きい)、public(公的な)、higher(より高い)が辞書の例文に出ます。

動詞は demand(求める)と ensure(確保する)がよく組みます。Cambridge の Citizens must demand accountability from their leaders.(市民は指導者にアカウンタビリティを求めなければならない)では、求める相手を from で示しています。

同辞典の The main way of ensuring public accountability is through select committees.(公的なアカウンタビリティを確保する主な方法は特別委員会を通すことだ)も載ります。

Oxford は Oxford 5000 の B2 語としてもこの語を挙げています。かたい語ですが、学習語彙の範囲には入っています。

アカウンタビリティを使った英語の例文とよくある間違い

辞書に載っている形をそのまま借りるのが、いちばん外さないやり方です。greater accountability と demand accountability from ~ の二つを覚えておけば、制度の話はほぼ足ります。

Cambridge の例文には Accountability is important these days, and managers aren’t always willing to adopt risky strategies.(近ごろはアカウンタビリティが重んじられ、管理職はいつも危険な戦略を取りたがるわけではない)があります。

同辞典の The new command structure will have a higher degree of accountability.(新しい指揮系統はより高い度合いのアカウンタビリティを持つ)も載ります。degree of ~ という言い方です。

間違いの一つ目は複数形にすることです。不可算なので accountabilities とはしません。

二つ目は、説明の要素を落として「責任」の訳語としてだけ使うことです。辞書の定義には explain あるいは give a satisfactory reason が入っています。

三つ目は発音で、平らに読むことです。最も強いのは /bɪl/ で、頭の /ə/ はほとんど聞こえないほど弱く置きます。

アカウンタビリティについてよくある質問

Q. アカウンタビリティとレスポンシビリティはどう違いますか

説明できることが定義に入るかどうかが違います。
Cambridge Dictionary は accountability を「自分がしたことに責任があり、それについて納得のいく理由を述べられるという事実」、responsibility を「自分の仕事や義務として対処すべきこと」(B2)と定義しています。
語源も別で、accountability は account「勘定・説明」に呼び出される責めを負うという形、responsibility はラテン語 respondere「応じる、答える、誓う」から来ています。

Q. アカウンタビリティの語源は何ですか

形容詞 accountable に接尾辞 -ity が付いた形です。
Online Etymology Dictionary によれば accountability は1770年の語で、意味は「答える立場にある状態」でした。
それより前は accountableness(1660年代)が使われていました。
accountable は1400年ごろの語で、字義は「account に呼び出される責めを負う」、経路は古フランス語 acontable です。
-ity はラテン語 -itatem にさかのぼり、「〜であるという状態」を表します。

Q. アカウンタビリティの前置詞は何を使いますか

of と to を組み合わせます。
Oxford Learner’s Dictionaries は accountability (of somebody) (to somebody) という形を示し、the accountability of a company’s directors to the shareholders(会社の取締役の株主に対するアカウンタビリティ)を例に挙げています。
誰にそれを求めるかを言うときは from を使い、Cambridge の Citizens must demand accountability from their leaders. が例です。

Q. アカウンタビリティの発音でいちばん気をつける点は何ですか

強弱です。
Cambridge Dictionary は /əˌkaʊn.təˈbɪl.ə.ti/、Oxford Learner’s Dictionaries は /əˌkaʊntəˈbɪləti/ と示しています。
ˈ が付く /bɪl/ が最も強く、ˌ が付く /kaʊn/ が二番目です。
頭の /ə/ は弱い曖昧母音でほとんど聞こえません。
カタカナのように7拍を平らに並べると、長さだけが残って伝わりにくくなります。

ステークホルダーの意味と語源も同じ英英辞典と語源辞典で調べてまとめています。

アカウンタビリティのまとめ

アカウンタビリティとは、自分のしたことに責任があり、その理由を納得のいく形で説明できるという事実です。Cambridge Dictionary も Oxford Learner’s Dictionaries も、責任と説明の両方を定義に入れています。

語源は形容詞 accountable に -ity が付いた1770年の語で、字義は「account に呼び出される責めを負う」ことです。勘定を示すという動作が、責任の名前になりました。

英語で使うときは、複数形にしないこと、of と to で誰が誰に対してかを示すこと、そして /bɪl/ を山にして読むことの三つを押さえておけば、意味がそのまま届きます。

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アカウンタビリティの参考文献

accountability の定義・語法・発音・語源は以下の英英辞典と語源辞典で確認しました。

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