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アウトラインとは?意味と語源は out+line|輪郭と概要の使い分けと英語 outline の発音

アウトラインとは?意味と語源は out+line|輪郭と概要の使い分けと英語 outline の発音

アウトラインとは、細部を省いた物の主な形や縁、つまり輪郭という意味であり、ある物事の主な事実を述べた説明、つまり概要という意味でもあります。

英語の outline をそのままカタカナにした語で、Wiktionary は語源を out と line の複合語としました。

この記事では、アウトラインの意味を英英辞典の語義から「形」と「説明」の二系統に切り分け、名詞と動詞の使い方、論文やビジネスでの決まった言い回し、映画やプログラミングでの専門的な語義、そして辞書が示す発音までを整理します。

根拠にしたのは Cambridge Dictionary・Oxford Learner’s Dictionaries・Wiktionary の記述だけです。

目次

アウトラインとは何か(結論)

アウトラインとは、物の主な形や縁を指す言葉であり、物事の主な事実を述べた説明を指す言葉でもあります。

Cambridge Dictionary は名詞の outline に二つの語義を立て、一つ目を SHAPE(形)、二つ目を DESCRIPTION(説明)としました。

一つ目の定義は「the main shape or edge of something, without any details(細部を除いた、何かの主な形や縁)」です。

二つ目の定義は「a description of the main facts about something(何かについての主な事実の説明)」。

レベルの札は、形の語義が C2、説明の語義が B2 と分けて付いています。

日本語でいう「輪郭」と「概要」の両方を、この一語が受け持っているわけです。

アウトラインの定義を辞書ごとに比べる

Cambridge Dictionary の American Dictionary の項は、名詞を STATEMENT と LINE の二つに分けています。

STATEMENT の定義は「a statement of the main facts, ideas, or items(主な事実・考え・項目を述べたもの)」です。

LINE の定義は「a line or lines showing the main shape of something(何かの主な形を示す一本または複数の線)」。

Oxford Learner’s Dictionaries の outline のページは動詞の項で、語義を「要点を説明する」と「外側の縁を示す」の二つに分けました。

Wiktionary はさらに細かく、名詞に八つ、動詞に三つの語義を立てています。

どの辞書も、形の系統と説明の系統という二本の柱は共通です。

アウトラインの語源は out と line の複合語

Wiktionary の語源欄は「From out + line」の一行で、out と line を組み合わせた複合語としています。

Cambridge Dictionary と Oxford Learner’s Dictionaries の該当ページには、語源の欄がありません。

年代や、どの言語を経て英語に入ったかといった記述も、三つの辞書のどこにも見当たりませんでした。

Oxford Learner’s Dictionaries の近くの語の並びでは、outline の前後に outlet・outlier・outliner が並んでいます。

Wiktionary はアナグラム(文字の並べ替え)として elution・line out・lineout も挙げていますが、意味のつながりを示したものではありません。

語源について辞書から言えるのは、out と line の組み合わせという一点だけです。

アウトラインの語義①細部を除いた物の輪郭

Cambridge Dictionary の SHAPE の語義は、細部を描き込まない、物の主な形や縁を指します。

例文は「彼女は船の輪郭を描き、それから中に色を塗った」です。

追加例文には「病院の毛布の下に、彼女のやせ衰えた体の輪郭が見えた」という一文も。

「丘の上の城の輪郭が、夕方の空を背にくっきりと浮かび上がっていた」も同じ語義の例です。

同辞典はこの語義を SMART Vocabulary の「Patterns and shapes(模様と形)」に入れ、formless(形のない)や V-shaped(V字形の)と同じ分類に置きました。

細部ではなく外側の線だけを見る、という見方がこの語義の中心にあります。

アウトラインの in outline は輪郭だけが見える状態

Cambridge Dictionary は in outline という句も立て、「as a shape with an edge but without any details(縁はあるが細部のない形として)」と定義しています。

例文は「光が薄れるにつれて、山は輪郭だけしか見えなくなった」です。

形は分かるのに中身が見えない、という状態を表す句と言えるでしょう。

Cambridge Dictionary の Business English の項では、in outline が形ではなく計画の話にも使われています。

例文は「NATO と EU の取引条件は大筋では明確に見えるが、細部で合意するのはもっと難しいかもしれない」。

大枠はつかめても細部は未定、という含みが共通しています。

アウトラインの語義②主な事実を述べた概要

Cambridge Dictionary の DESCRIPTION の語義は、何かについての主な事実の説明を指し、B2 の札が付いています。

例文は「会議の議事録を読めば、何が話し合われたかの大まかな概要が分かるだろう」です。

ここでは broad outline(大まかな概要)という形が使われました。

American Dictionary の例文も「下院は大統領の予算案の大枠を承認した」で、the broad outlines と複数形になっています。

同辞典はこの語義を SMART Vocabulary の「Defining & explaining(定義と説明)」に分類しました。

主な事実だけを短くまとめたものという点で、アウトラインは要約を表すカタカナ語と近い位置にあります。

違いを比べたい方は、サマリーの意味と語源もあわせてどうぞ。↓

アウトラインの語義③書く前に作る筋立て

Cambridge Dictionary は DESCRIPTION の語義に「小説家の中にはアウトラインを書くことから始める人もいる」という例文を載せています。

ここでの outline には「物語の要点の計画」という言い換えが添えられています。

Wiktionary も名詞の語義に「A preliminary plan for a project(企画のための予備的な計画)」を立て、用例を「スピーチのアウトライン」としました。

Cambridge Dictionary の American Dictionary には「研究論文のアウトラインを作り、最初の草稿を書き始めた」という動詞の例文もあります。

書く前に骨組みを決める、という使い方です。

Wiktionary の訳語欄では、この「予備的な計画」の語義に日本語の「概要」が当てられています。

アウトラインの専門分野での語義

Wiktionary は名詞の語義に、映画の分野の用法を立てています。

定義は「脚本にする予定の物語を散文で語ったもの」で、treatment(トリートメント)より長く詳しいのがふつうだ、という説明付きです。

訳語欄の日本語は「あらまし」と「あらすじ」で、釣りの分野では setline や trotline と同じものを指す、という語義も載っていました。

動詞にはコンパイルの分野の語義があり、定義は「繰り返し出てくるコードの断片を関数呼び出しに置き換えて、サイズを小さくするよう最適化する」。

同義語は reverse inline で、同じ並びの語(coordinate term)として inline が挙がっています。

どれも Cambridge Dictionary と Oxford Learner’s Dictionaries には立っていません。

動詞のアウトライン①輪郭を描く・縁を示す

Cambridge Dictionary は動詞の outline を他動詞 [ T ] とし、一つ目の語義を DRAW SHAPE(形を描く)としました。

定義は「to draw the main shape or edge of something(何かの主な形や縁を描く)」です。

例文は「私たちが関心を持っている区域は、地図上で赤く縁取られている」。

Oxford Learner’s Dictionaries の二つ目の語義は「to show or mark the outer edge of something(何かの外側の縁を示す)」で、[usually passive]、つまりふつうは受け身で使うという札が付いています。

例文は「彼らは、巨大な建物が空を背に輪郭を見せているのを目にした」です。

Business English の項にも「図や図面が何かの大まかな外観や形を示す」という語義が立っています。

動詞のアウトライン②要点を述べる・概説する

Cambridge Dictionary の動詞の二つ目の語義は DESCRIBE で、定義は「to give the main facts about something(何かについての主な事実を述べる)」、札は B2 です。

例文は「面接で、彼女は私がやることになる仕事の概要を説明した」。

Oxford Learner’s Dictionaries の一つ目の語義は「to give a description of the main facts or points involved in something(何かに関わる主な事実や要点を説明する)」で、同義語として sketch を挙げています。

例文は「彼はサンクトペテルブルクを去る計画の概要を話した」です。

「墜落の原因は報告書にはっきりと概説されている」という例文も。

Wiktionary もこの語義を summarize(要約する)としています。

アウトラインの動詞の形と組む語

Oxford Learner’s Dictionaries は動詞の変化形を、outline・outlines・outlined・outlining と示しています。

コロケーション欄が挙げる副詞は briefly(手短に)・clearly(はっきりと)・roughly(大まかに)です。

例文では「私たちが何を成し遂げようとしているのかを、手短に説明させてください」のように使われています。

outline の前に置く動詞としては attempt to・seek to・try to が挙がり、前置詞は to。

「私たちは委員会に提案の概要を説明した」が outline something to somebody の形の例です。

outline what・outline how のように、疑問詞の節を目的語に取る形も載っていました。

アウトラインと組む形容詞

Cambridge Dictionary のコロケーション欄は、outline と組む語として bare・basic・brief を挙げています。

bare outline の例文は「ここでは、ごく簡単な概要しか示せない」です。

basic outline の例文は「この論文の基本的な構成は以下のとおり」で、brief outline は「したがって、ここでは短い概要だけを示す」。

Business English の項は broad・brief・general を並べ、broad/brief/general outline(s) という形を示しました。

「下院議長は、新しい税制案の大枠を支持した」がその例です。

大きさや細かさを表す形容詞と組みやすい、という傾向が見て取れます。

ビジネス英語でのアウトラインの言い回し

Cambridge Dictionary の Business English の項は、動詞の定義を「新しい計画や考えなどを、細部に立ち入りすぎずに大まかに説明する」としています。

決まった形として outline a plan/proposal/strategy(計画・提案・戦略の概要を示す)と outline the terms of sth(〜の条件の概要を示す)を挙げました。

例文は「農務省は昨日、新しい同意協定の条件の概要を示した」です。

(be) outlined above/below(上記・下記で示した)という形もあり、例文は「目標を計画するときは、上で示した基準を満たしているかをチェックリストで確かめるとよい」。

名詞では an outline for change/reform/the future(変化・改革・将来に向けた大枠)や an outline agreement(大枠の合意)も載っています。

計画や提案の大枠を示すという話になると、仕組みや計画を表す別のカタカナ語も出てきます。

その語についてはスキームの意味と語源を読んでみてください。↓

論文で使うアウトラインの定型表現

Cambridge Dictionary が English Corpus から採った例文には、論文の書き出しに使われた形が並んでいます。

「この論文の構成は以下のとおりである」という The outline of this paper is as follows. はその一つです。

「第1部では、著者らの調査の理論的な枠組みを概説する」も、章の役割を述べる使い方。

「方法論上の要望を概説し、主要な独立変数を定義したので、次に従属変数について簡単に論じる」という例文もあります。

The propositions outlined below(以下に概説する命題)のように、outlined below で後ろの記述を予告する形も見られます。

学生の課題として essay outline(エッセイのアウトライン)を挙げる例文もありました。

アウトラインの同義語と関連語

Oxford Learner’s Dictionaries は動詞の同義語として sketch を挙げています。

Wiktionary が名詞の同義語に置くのは lineation で、改まった語という注記付きです。

参照(See also)の欄には silhouette(シルエット)が載っています。

派生語として、名詞には outlineless、動詞には outliner と reoutline が挙がっていました。

項目辞書の記述
品詞名詞(可算 [C]、Business English では [C or U])/動詞(他動詞 [T])
レベル名詞の形の語義 C2・説明の語義 B2、動詞の説明の語義 B2(Cambridge)
Oxford の札OPAL W
語源out + line の複合語(Wiktionary)
同義語sketch(Oxford)/lineation(Wiktionary)
参照語silhouette(Wiktionary の See also)
派生語outlineless・outliner・reoutline(Wiktionary)
日本語の訳語輪郭・線画・〜を概説する(Cambridge)/外形・概略・概要・要旨・あらすじ(Wiktionary)

アウトラインの英語 outline の発音は /ˈaʊt.laɪn/

Cambridge Dictionary はイギリス英語もアメリカ英語も /ˈaʊt.laɪn/ と示しています。

Oxford Learner’s Dictionaries と Wiktionary は /ˈaʊtlaɪn/。

Cambridge Dictionary の American Dictionary の項は /ˈɑʊtˌlɑɪn/ で、line の部分に第二強勢の印を付けました。

Oxford Learner’s Dictionaries は変化形の発音も載せ、outlines を /ˈaʊtlaɪnz/、outlined を /ˈaʊtlaɪnd/、outlining を /ˈaʊtlaɪnɪŋ/ としています。

どの辞書も、第一強勢は最初の out の部分にあります。

名詞と動詞で発音の表記は同じです。

アウトラインで間違いやすい点

一つ目は、形の語義と説明の語義の取り違えです。

「the outline of the castle」なら城の輪郭、「the outlines of a deal」なら取引の大枠で、何の outline かで意味が決まります。

二つ目は、動詞の受け身の使い方。

Oxford Learner’s Dictionaries は縁を示す語義に [usually passive] の札を付け、outlined against the sky のように against と組む例を挙げています。

三つ目は、説明の相手を示す前置詞です。

誰に説明するかは to で表し、Oxford Learner’s Dictionaries の例文も outlined our proposals to the committee となっています。

アウトラインについてよくある質問

Q. アウトラインの語源は何ですか

Wiktionary は outline を out と line の複合語としています。

語源欄の記述は「From out + line」の一行です。

Cambridge Dictionary と Oxford Learner’s Dictionaries の該当ページには語源の欄がありません。

年代についての記述も、三つの辞書には見当たりませんでした。

Q. アウトラインは輪郭と概要のどちらの意味ですか

どちらの意味もあります。

Cambridge Dictionary は名詞に SHAPE(形)と DESCRIPTION(説明)の二つの語義を立てています。

the outline of the boat なら船の輪郭、a broad outline of what was discussed なら話し合いの大まかな概要です。

何の outline かを表す of の後ろを見れば、どちらの意味かが分かります。

Q. アウトラインを説明する、は英語で何と言いますか

動詞の outline だけで「概要を説明する」という意味になります。

Cambridge Dictionary の例文は「面接で、彼女は私がやることになる仕事の概要を説明した」です。

相手を示すときは to を使い、Oxford Learner’s Dictionaries には outline something to somebody という形が載っています。

briefly や roughly を添えると「手短に」「大まかに」の意味が加わります。

Q. outline の発音はどうなりますか

Cambridge Dictionary はイギリス英語もアメリカ英語も /ˈaʊt.laɪn/ と示しています。

Oxford Learner’s Dictionaries と Wiktionary の表記は /ˈaʊtlaɪn/ です。

第一強勢は最初の out の部分にあります。

アウトラインのまとめ

アウトラインとは、細部を除いた物の主な形や縁という意味であり、物事の主な事実を述べた概要という意味でもあります。

Wiktionary は語源を out と line の複合語とし、映画の脚本前の物語や、プログラミングの最適化といった専門の語義も載せています。

英語で使うときに押さえておきたいのは、何の outline かを of で示すこと、説明の相手は to で表すこと、そして強勢が最初の out にあることの三つです。

論文やビジネスでは The outline of this paper is as follows. や outline a plan のような決まった形も多い語。

形と説明のどちらの意味かを文脈で見分けることが、読むときのいちばんの要点になります。

\辞書で引いた言葉/

日本語と英語でずれるビジネス用語を、同じ英英辞典で確かめられます

語源・発音記号・例文つき

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アウトラインの参考文献

outline の定義・語法・発音・語源は以下の英英辞典と辞書で確認しました。

あわせて読みたい記事です。

フレームワークとは?意味と語源も同じ英英辞典で調べています。↓

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