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コラボレーションとは?辞書が立てる3つの意味|cooperation との違いと英語 collaboration の発音

コラボレーションとは、二人以上の人や組織が、同じものを作る・同じことを成し遂げるために一緒に働くことです。英語の collaboration をそのままカタカナにした語で、Cambridge Dictionary は名詞 collaboration の第一の語義を「二人以上の人が、同じものを作る、あるいは同じことを成し遂げるために一緒に働く状況」と定義し、レベル C1 を付けています。

この記事では、コラボレーションの意味を英英辞典の語義からたどり、ラテン語 collaborare(ともに働く)という語源、辞書が二番目・三番目に立てる「作られた作品そのもの」と「敵国への協力」という語義、cooperation や動詞 collaborate との線引き、辞書が示す発音と数え方までを整理します。日本語の「コラボ」は明るい言葉ですが、英語の collaboration には1940年から付いた暗い語義があり、辞書はそれを今も別立てで載せています。

目次

コラボレーションとは何か(結論)

コラボレーションとは、複数の人や組織が一つの成果物に向かって一緒に働く、その状況を指す語です。ただ手伝うことではなく、作る・成し遂げるという目的が共有されている点が芯にあります。

Cambridge Dictionary は名詞 collaboration の第一の語義を「二人以上の人が、同じものを作る、あるいは同じことを成し遂げるために一緒に働く状況」とし、レベル C1 を付けています。例文は「その二人の劇作家は、脚本について緊密なコラボレーションのもとで働いた」「その新しい空港は、国内で最も優れた建築家二人のコラボレーションだ」です。

同辞典には、これをビジネスの言い方に寄せた語義も立っています。「何かを作る、あるいは成し遂げるために、ほかの人や組織と一緒に働く行為」で、例文は「その任務は欧州宇宙機関とのコラボレーションで遂行されている」「大学と企業が、新しい解決策を生み出すため、コラボレーションの精神のもとで協力している」です。

Oxford Learner’s Dictionaries も第一の語義を「何かを作る、あるいは生み出すために、ほかの人や人の集団と一緒に働く行為」と定義しています。例文は「それは、きわめて有用な結果を生んだコラボレーションだった」「その新型機は、欧州の産業と技術のコラボレーションの成果だった」「その産業との実りあるコラボレーションの成果」です。

二つの辞書に共通しているのは、create(作る)と produce(生み出す)という動詞です。コラボレーションは「一緒にいること」でも「助け合うこと」でもなく、何かが出来上がることを前提にした語だと分かります。

コラボレーションの語源はラテン語 collaborare「ともに働く」

Online Etymology Dictionary によれば、collaboration が英語に現れたのは1830年です。そのときの意味は「一緒に働く行為、力を合わせた労働」で、とりわけ文学や科学研究の場面で使われました。

経路はフランス語の collaboration で、これはラテン語 collaborare「〜と一緒に働く」の過去分詞語幹から作られた行為名詞です。Oxford Learner’s Dictionaries の語源欄も「19世紀半ば。ラテン語 collaboratio(n-) から。動詞 collaborare『ともに働く』より」として、同じ道筋を記しています。

collaborare を分解すると、com「〜とともに」が変化した形+ laborare「働く」になります。laborare は英語の labor(労働)と同じ語で、Online Etymology Dictionary によればラテン語 labor「骨折り、仕事、労苦」から来ています。つまりコラボレーションの芯にあるのは「ともに骨を折る」で、華やかさではなく労働です。

接頭辞の形が変わる理由も同辞典が説明しています。com- はラテン語 cum「一緒に、ともに、組み合わせて」の古い形で、印欧祖語の *kom-「そばに、近くに、〜とともに」にさかのぼります。この接頭辞は、後ろに来る子音に合わせて姿を変えます。-l- の前では col- に同化する、と書かれているとおりで、com- + laborare が col- + laborare になり、collaborare という形になりました。

Oxford Learner’s Dictionaries の動詞 collaborate の語源欄はもっと直接的で、「19世紀後半。ラテン語 collaborat-『ともに働いた』から。動詞 collaborare、すなわち col-『ともに』+ laborare『働く』より」としています。col- が「ともに」、laborare が「働く」。この二つを覚えておけば、語の中身はそれで全部です。

なお英語の動詞 labour(labor)は14世紀後半に「肉体労働をする、懸命に働く、忙しくしている、骨を折る、努める」の意味で古フランス語 laborer から入っています。ラテン語 laborare には「働く、努める、骨を折る、身を粉にする、労苦によって生み出す、苦しむ、悩まされる、困難のなかにある」という広い意味があったと同辞典は記しています。

コラボレーションのもう一つの意味は「敵国への協力」

英英辞典は collaboration に、もう一つ暗い語義を立てています。自国を占領した敵と手を組むこと、つまり対敵協力です。日本語の「コラボ」から想像しにくい語義ですが、辞書は今も別立てで載せています。

Cambridge Dictionary は「自国を支配下に置いた敵と一緒に働く状況」と定義し、不可算([U])の印を付けています。例文はひとことで「彼女は collaboration の罪で告発された」です。

Oxford Learner’s Dictionaries も同じ語義を「戦争中、あなたの国を支配下に置いた敵を助ける行為」と定義し、「ナチスとの戦時中の collaboration」という例文を挙げています。

Online Etymology Dictionary は年号まで書いています。「悪い意味での、占領した敵との裏切り的な協力」という語義が記録されるのは1940年からで、最初期の用例はフランスのヴィシー政権を指すものでした。1830年に生まれた語が、110年後に正反対の色を持つ語義を獲得したことになります。

同辞典はさらに、collaborationist(対敵協力者)という語が1922年から社会主義の用語のなかで侮蔑的に使われていたことも記しています。collaborator(協力者)そのものは1802年に「労働における仲間、ほかの人と一緒に働く人」という中立の意味でフランス語 collaborateur から入った語です。

動詞の側も同じです。Cambridge Dictionary は collaborate に「自国を支配下に置いた敵と一緒に働く」という語義を立て、「占領軍に協力した疑いをかけられた者は逮捕された」「ソビエト政府は彼らが第二次世界大戦中にナチスに協力したと非難した」という例文を挙げています。Online Etymology Dictionary も「第二次世界大戦で悪い意味を与えられた」と明記しています。

コラボレーションは「作られたもの」そのものも指す

日本語の「コラボ商品」「コラボ企画」のように、成果物そのものをコラボと呼ぶ使い方があります。これは英語でも辞書に載っている正式な語義です。

Oxford Learner’s Dictionaries は第二の語義として「二人以上の人、あるいは二つ以上の集団が一緒に働いて生み出した作品」を立てています。例文は「その展覧会は、オーストラリア動画センターとの collaboration だ」「この任務は、日本の宇宙開発事業団と NASA の collaboration だった」です。

この語義では、collaboration は行為ではなく「もの」を指しています。だから a collaboration と冠詞が付き、is の後ろに置かれて「それは〜だ」と名指しできます。

Cambridge Dictionary の例文にも同じ形があります。「その新しい空港は、国内で最も優れた建築家二人の collaboration だ」「その新しい空港は、国内で最も優れた建築家二人の collaboration の結果だ」の二つは、前者が成果物そのもの、後者が行為の結果として空港を指しています。

見分け方は簡単です。The exhibition is a collaboration with ~ のように、主語が「もの」で collaboration が補語に来ていれば、成果物の語義です。in close collaboration on ~ のように前置詞句のなかにあれば、働き方を言う行為の語義です。日本語の「このコラボ、いいね」は前者、「彼らとコラボして作った」は後者に当たります。

コラボレーションと cooperation(協力)の違い

コラボレーションと cooperation は、どちらも「一緒に働く」と訳されますが、辞書の定義を並べると守備範囲が違います。collaboration は作る話、cooperation は応じる話まで含みます。

Cambridge Dictionary は cooperation の第一の語義を「誰かと一緒に働く、あるいはその人が頼むことをするという行為」と定義し、レベル B2 を付けています。「その人が頼むことをする」という部分に注目してください。collaboration の定義には無い要素です。

その例文は「このドキュメンタリーは被害者の遺族の協力を得て作られた」「その二国間にはほとんど協力が無い」「その会社はドイツの企業と協力してコンピューターを製造している」です。同辞典は三番目の語義として「進んで力になり、誰かが頼むことをするという事実」も立て、「彼らは税務当局への全面的な協力を約束した」という例文を挙げています。

語 辞書の定義(要点) Cambridge のレベル 語源の元の意味
collaboration 同じものを作る・成し遂げるために一緒に働く状況/生み出された作品/対敵協力 C1 col-「ともに」+ laborare「働く(骨を折る)」
cooperation 一緒に働く行為/頼まれたことをする行為/進んで力になるという事実 B2 co-「ともに」+ operari「働く」

語源を並べると、違いは後半の動詞に出ています。Oxford Learner’s Dictionaries によれば cooperation は中英語後期にラテン語 cooperatio(n-) から入り、動詞 cooperari すなわち co-「ともに」+ operari「働く」に分かれ、後にフランス語 coopération に補強されました。Online Etymology Dictionary は operari を印欧祖語の語根 *op-「働く、豊かに生み出す」にさかのぼらせています。いっぽう collaboration の後半は laborare、つまり labor(骨折り)です。

年号の差も大きい点です。Online Etymology Dictionary によれば cooperation は「一つの目的に向かって一緒に働く行為」として1620年代から使われています。collaboration の1830年より二百年ほど古い語です。

使い分けの目安はこうです。何かを共同で作り出すなら collaboration、要請に応じる・足並みをそろえるという広い協力なら cooperation。Oxford Learner’s Dictionaries の cooperation の例文が「ホールをできるだけ早く片づけていただくご協力に感謝します」「ご家族から少しばかりの協力が必要です」であることが、その差をよく表しています。ここで collaboration に置き換えると、共同制作の話になってしまいます。

コラボレーションと動詞 collaborate の違い

collaboration は名詞、collaborate は動詞です。日本語の「コラボする」に当たる形は collaborate で、前置詞は with と on を使い分けます。

Cambridge Dictionary は動詞 collaborate の第一の語義を「特別な目的のために、ほかの誰かと一緒に働く」と定義し、レベル C1 を付けています。例文は「二人の作家がその映画の脚本で協力した」「ドイツの企業がスイスの会社と協力してその製品を開発した」「そのチームは、関連する研究を行う別の研究所の同僚と協力する予定だ」です。

語 品詞 辞書の定義(要点) よく使う形
collaboration 名詞 一緒に働く状況/生み出された作品/対敵協力 in collaboration with ~/a collaboration between A and B
collaborate 動詞 特別な目的のためにほかの誰かと一緒に働く collaborate with ~/collaborate on ~/collaborate to do ~

前置詞の使い分けは、辞書の例文がそのまま答えになっています。相手を言うときは with(A German company collaborated with a Swiss firm)、対象の仕事を言うときは on(Two writers collaborated on the script)です。目的を言うときは to 不定詞で、Oxford Learner’s Dictionaries の「世界中の研究者が、新しいワクチンを開発するために協力している」がその形です。

Oxford Learner’s Dictionaries の例文には「私たちは長年にわたり多くのプロジェクトで協力してきた」「彼女は、祖母の伝記を書くにあたって彼と協力することに同意した」もあります。後者は collaborate with ~ in doing ~ の形です。

名詞側の定型は in collaboration with ~ です。Cambridge Dictionary の「その任務は欧州宇宙機関との collaboration で遂行されている」がその形で、cooperation の項にある in cooperation with ~ と並行しています。

Online Etymology Dictionary によれば、動詞 collaborate が確認できるのは1845年(collaborating の形で)で、名詞 collaborator(1802年)からの逆成か、フランス語 collaborer をまねた形、あるいは後期ラテン語 collaboratus から直接入った形だとされています。つまり英語では、名詞のほうが動詞より先にありました。

コラボレーションの発音は /kəˌlæb.əˈreɪ.ʃən/ で第4音節を強く読む

collaboration は5音節の長い語で、いちばん強いのは第4音節の -ra- です。カタカナの「コラボレーション」は7拍を平らに並べがちですが、英語では後ろ寄りの一点に体重が乗ります。

語 イギリス英語(Cambridge) アメリカ英語(Cambridge)
collaboration /kəˌlæb.əˈreɪ.ʃən/ /kəˌlæb.əˈreɪ.ʃən/
collaborate /kəˈlæb.ə.reɪt/ /kəˈlæb.ə.reɪt/
cooperation /kəʊˌɒp.ərˈeɪ.ʃən/ /koʊˌɑː.pəˈreɪ.ʃən/

記号を順に読むと構造が見えます。先頭の /kə/ はあいまい母音で、カタカナの「コ」のようにはっきり丸めません。次の /ˌlæb/ に付いている /ˌ/ は第2強勢で、主強勢より弱く、しかし無強勢よりは強い中くらいの位置です。

その次の /ə/ はまたあいまい母音に落ち、/ˈreɪ/ で一気に持ち上がります。/ˈ/ が付いているのはここだけです。最後の /ʃən/ は軽くたたんで終わります。つまり強さの並びは「弱・中・弱・強・弱」です。

名詞と動詞で強い場所が変わる点には注意が要ります。動詞 collaborate は /kəˈlæb.ə.reɪt/ で、主強勢が第2音節の /ˈlæb/ に来ます。名詞 collaboration では、そこが第2強勢の /ˌlæb/ に格下げされ、主強勢が後ろの /ˈreɪ/ へ移動します。-ation が付くと強勢がその直前へ寄る、という形です。

比較語の cooperation は、イギリス英語 /kəʊˌɒp.ərˈeɪ.ʃən/ とアメリカ英語 /koʊˌɑː.pəˈreɪ.ʃən/ で第2音節の母音が分かれます。イギリス英語は /ɒ/、アメリカ英語は /ɑː/ と長めです。主強勢が /ˈeɪ/ に来るところは collaboration と同じで、-ation で終わる語に共通する形です。

コラボレーションの英語 collaboration は可算にも不可算にもなる

collaboration は、語義によって数え方が変わります。Cambridge Dictionary は第一の語義に [C](可算)、対敵協力の語義に [U](不可算)を付けており、同じ語なのに両方が並びます。

数えられるのは「一緒に働く状況」の語義です。Cambridge Dictionary の例文にある「The new airport is a collaboration between two of the best architects in the country.」には a が付いています。一つの共同作業、一つの案件として区切れるからです。

Oxford Learner’s Dictionaries の第二の語義「生み出された作品」は、なおさら数えられます。「It was a collaboration that produced extremely useful results.」「This mission was a collaboration between ~」のように、いずれも a collaboration です。

いっぽう対敵協力の語義には [U] が付いています。Cambridge Dictionary の例文「She was accused of collaboration.」に冠詞が無いのはそのためです。Oxford Learner’s Dictionaries の「his wartime collaboration with the Nazis」も、所有格は付いていますが冠詞と複数形はありません。

働き方そのものを言うときも冠詞が落ちます。Cambridge Dictionary の「The two playwrights worked in close collaboration on the script.」、Oxford Learner’s Dictionaries の「The new plane was a triumph of European industrial and technical collaboration.」がその形です。in close collaboration、in collaboration with ~ という前置詞句のなかでは、冠詞を付けないのが定型だと覚えておくと迷いません。

整理すると、一件ごとに区切れる共同作業や成果物なら a/the を付け、性質や状態としての「協力し合っていること」を指すときは冠詞を外します。複数形 collaborations は、案件を数える語義で使われます。

コラボレーションを使った英語の例文とよくある間違い

辞書に載っている形をそのまま借りるのが、いちばん外さないやり方です。in collaboration with ~ と a collaboration between A and B の二つを押さえておけば、仕事の場面はほぼ足ります。

相手と組んで何かをした、と言うときの定型は in collaboration with ~ です。Cambridge Dictionary の「The mission is being conducted in collaboration with the European space agency.(その任務は欧州宇宙機関とのコラボレーションで遂行されている)」がその形で、冠詞は付きません。

二者の共同だと名指しするときは a collaboration between A and B です。「The new airport is a collaboration between two of the best architects in the country.」「This mission was a collaboration between the National Space Development Agency of Japan and NASA.」の二つが辞書の例文です。相手が一者なら a collaboration with ~ になります。

動詞で言うなら collaborate with ~ on ~ です。「A German company collaborated with a Swiss firm to develop the product.」のように、目的を to 不定詞で足す形も辞書に載っています。

間違いの一つ目は、単なる手伝いや要請への対応を collaboration と呼ぶことです。Cambridge Dictionary が cooperation の語義に「その人が頼むことをする」を含めているのに対し、collaboration の定義は「同じものを作る、同じことを成し遂げる」です。片方が頼み、片方が応じる関係なら cooperation が合います。

二つ目は、文脈を欠いたまま collaboration を単独で使うことです。辞書は「自国を支配下に置いた敵と一緒に働く状況」という語義を今も立てており、Online Etymology Dictionary によればその用法は1940年から記録されています。歴史や戦争の話題のなかで collaboration とだけ書くと、意図しない意味で読まれます。三つ目は発音で、強いのは後ろ寄りの /ˈreɪ/、先頭の /kə/ は軽く落とします。

コラボレーションについてよくある質問

Q. コラボレーションと cooperation はどう違いますか

守備範囲が違います。Cambridge Dictionary は collaboration を「二人以上の人が、同じものを作る、あるいは同じことを成し遂げるために一緒に働く状況」(C1)、cooperation を「誰かと一緒に働く、あるいはその人が頼むことをするという行為」(B2)と定義しています。cooperation の定義には「頼まれたことをする」が含まれ、collaboration には含まれません。語源も後半が分かれ、collaboration は laborare(働く、骨を折る)、cooperation は operari(働く)です。

Q. コラボレーションの語源は何ですか

ラテン語の collaborare です。Oxford Learner’s Dictionaries はこれを col-「ともに」+ laborare「働く」に分解しています。Online Etymology Dictionary によれば、英語に入ったのは1830年で、フランス語 collaboration を経由し、当初は「一緒に働く行為、力を合わせた労働」として、とりわけ文学や科学研究の場面で使われました。接頭辞 com- が -l- の前で col- に同化した形です。

Q. collaboration に悪い意味があるというのは本当ですか

本当です。Cambridge Dictionary は「自国を支配下に置いた敵と一緒に働く状況」という語義を不可算で立て、「彼女は collaboration の罪で告発された」という例文を挙げています。Oxford Learner’s Dictionaries も「戦争中、あなたの国を支配下に置いた敵を助ける行為」として「ナチスとの戦時中の collaboration」を挙げています。Online Etymology Dictionary によれば、この語義が記録されるのは1940年からで、最初期の用例はフランスのヴィシー政権を指すものでした。

Q. 日本語の「コラボ商品」のように、作られたもの自体を collaboration と呼べますか

呼べます。Oxford Learner’s Dictionaries は第二の語義として「二人以上の人、あるいは二つ以上の集団が一緒に働いて生み出した作品」を立て、「その展覧会は、オーストラリア動画センターとの collaboration だ」「この任務は、日本の宇宙開発事業団と NASA の collaboration だった」という例文を挙げています。この語義では a collaboration と冠詞が付き、主語が「もの」で collaboration が補語に来る形になります。

コラボレーションのまとめ

コラボレーションとは、二人以上の人や組織が、同じものを作る・同じことを成し遂げるために一緒に働く状況のことです。英語の collaboration には、この第一の語義に加えて「生み出された作品そのもの」「自国を占領した敵への協力」という語義があり、辞書はそれぞれを別立てで載せています。

語源はラテン語 collaborare で、col-「ともに」+ laborare「働く」に分かれます。後半にあるのは labor、つまり骨折りです。英語に現れたのは1830年で、対敵協力の語義が付いたのは1940年からでした。

英語で使うときは、動詞なら collaborate with ~ on ~ を使うこと、in collaboration with ~ では冠詞を付けないこと、そして頼まれて応じるだけの協力は cooperation であって collaboration ではないことの三つを押さえておけば、意味がそのまま届きます。発音は後ろ寄りの /ˈreɪ/ に体重を乗せます。

コラボレーションの出典

collaboration の定義・語法・発音・語源は以下の英英辞典と語源辞典で確認しました。

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