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動詞とは?英語のverbの意味・種類・活用・語源をわかりやすく解説

動詞とは、動作・出来事・状態のいずれかを表す語で、名詞・形容詞・副詞と並ぶ英語の四大品詞のひとつです。

この記事では、動詞の定義をはっきりさせたうえで、見分け方、種類、5つの形、規則動詞と不規則動詞の違いまでを順番に整理します。自動詞と他動詞、状態動詞と動作動詞といった枝分かれも入口だけ押さえ、最後に verb という語がどこから来たのかまで確認します。

目次

動詞とは何か(結論)

動詞とは、動作・出来事・状態を表す語のことです。Cambridge Grammar は動詞を、名詞・形容詞・副詞と並ぶ4つの主要な品詞のひとつと位置づけ、動作・出来事・状態を指す語だと説明しています。

英英辞典の定義もほぼ同じ線を引いています。Cambridge Dictionary は動詞を「動作・状態・経験を表す語または句」とし、run、keep、feel の3語を例に挙げています。Oxford Learner’s Dictionaries はもう一段細かく、eat のような動作、happen のような出来事、exist のような状態の3つを並べています。

つまり「動くこと」だけが動詞ではありません。exist(存在する)や know(知っている)のように、まったく動きのない語も動詞です。ここを取り違えると、状態動詞の使い方でつまずくことになります。verb の発音は英音が /vɜːb/、米音が /vɝːb/ で、数えられる名詞として扱われます。

英語の動詞の見分け方

形だけを見て動詞かどうかを必ず言い当てることはできません。ただし、語尾や接頭辞にはかなり強い手がかりがあります。

種類 形 語の例
語尾 -ate appreciate, celebrate, congratulate
語尾 -en frighten, soften, widen
語尾 -ify identify, specify, qualify
語尾 -ise / -ize realise, recognise, modernize
接頭辞 ad- / de- adapt, admit, deceive, describe
接頭辞 im- / in- impose, increase, inform
接頭辞 per- / re- perform, persuade, recall, receive

-ise と -ize はどちらも使われますが、イギリス英語では -ise、アメリカ英語では -ize のほうがよく見られます。接頭辞のほうは当てになりにくく、increase や reception のように同じ綴りで別の品詞になる語もあります。

やっかいなのは、名詞や形容詞とまったく同じ形の動詞です。Could you hand me the dictionary? の hand は「手」ではなく「手渡す」、I needed to calm my nerves. の calm は「静かな」ではなく「静める」です。結局のところ、文の中でどう働いているかを見るのが確実で、迷ったら学習者向けの辞書で品詞表示を確かめるのが早道になります。

動詞の種類(本動詞・be動詞・助動詞)

動詞は大きく、意味を担う本動詞と、本動詞を助ける助動詞に分かれます。英語の動詞の大半は本動詞です。

種類 働き 語の例
本動詞 動作・出来事・状態を表す go, snow, exist
連結動詞 目的語ではなく主語の説明が続く be, become, feel, look, seem, sound, taste
助動詞 進行・受動・完了・疑問・否定を作る be, do, have
法助動詞 確実さや必要性の度合いを足す can, may, must, should, would, could, might, shall, will
準助動詞 法助動詞に近い意味を持つ dare, need, ought to, used to

連結動詞は目的語を取らず、主語について説明する語句が続きます。This coat feels good. の good は「コートを感じる」のではなく、コートの様子を述べています。be動詞はこの連結動詞の代表で、He’s a cousin of mine. のように名詞句を後ろに置けます。

be・do・have の3語は、助動詞としても本動詞としても使われます。The children have lunch at twelve o’clock. の have は本動詞で、We haven’t been to the cinema for ages. の have は完了を作る助動詞です。本動詞として使うときは、疑問文や否定文を作るのに別途 do が要ります。

動詞の活用(原形・三単現・過去形・過去分詞・ing形)

Cambridge Grammar は、本動詞の基本の形を原形・過去形・-ed形(過去分詞)の3つとしています。これに三単現の -s 形と -ing 形を足した5つが、学習で扱う動詞の形です。

形 使われる場所 例(work)
原形 不定詞、現在形(三人称単数以外) work
-s形(三単現) 現在形の三人称単数 works
過去形 過去のことを述べる worked
-ed形(過去分詞) 完了(have)と受動(be)のあと worked
-ing形 進行形、動名詞など working

原形は辞書の見出しになる形で、to を伴う不定詞にもそのまま使われます。過去形は He opened the door and went out. のように過去の出来事を述べ、-ed形は I’ve always wanted a piano. のように have や be のあとに置かれます。

規則動詞では過去形と-ed形が同じ綴りになるため、見た目だけでは区別が付きません。両者が別物だとはっきり分かるのは、swim / swam / swum、go / went / gone のような不規則動詞です。動詞を覚えるときにこの3つを並べて記憶するのは、この違いを最初から体に入れるためです。

規則動詞のつづりが変わるときの決まり

英語の動詞の大半は規則動詞で、原形に -ing と -ed を足すだけで形が作れます。ただし語尾によって、つづりが少し変わります。

語尾の条件 起きること 例
-e で終わる -d を足す/-ing では e が消える move → moving / moved
子音+y で終わる y が ied に変わる(-ing はそのまま) study → studying / studied
母音+子音1つで終わり最後の音節に強勢 子音を重ねる prefer → preferring / preferred
同じ形でも強勢が前にある 重ねない visit → visiting / visited
母音+l で終わる 強勢の位置に関係なく重ねる travel → travelling / travelled
-ch, -s, -ss, -sh, -x, -z で終わる 三単現は -es になる watch → watches

子音を重ねるかどうかは強勢で決まります。commit は最後の音節が強いので committed になり、develop は強勢が真ん中なので developed のままです。母音+l だけは例外で、travel も control も重ねます。

綴りの落とし穴として、-ed の e を落としてしまう誤りがよく挙げられます。happend ではなく happened が正しい形で、bother、complain、consider、join、recover、remain も同じ間違いをされやすい動詞です。

不規則動詞の4つのパターン

不規則動詞は現在形の作り方こそ規則動詞と同じですが、過去形と-ed形が独自の形を取ります。ばらばらに見えて、大きく4つのまとまりに分かれます。

パターン 形 例
3つとも同じ A・A・A hit / let / put / cost / cut
過去形と-ed形が同じ A・B・B bring / brought、feel / felt、have / had
語尾の d が t に変わる A・B・B bend / bent、build / built、send / sent、spend / spent
3つとも違う A・B・C drink / drank / drunk、go / went / gone、take / took / taken

読み方だけが変わる動詞もあります。read は3つとも綴りが read のままですが、原形は /riːd/、過去形と-ed形は /red/ と読みます。burn / burnt / burned や dream / dreamt / dreamed のように、2通りの形が並ぶ動詞もあります。

be は不規則動詞の中でも特別で、現在形が am・is・are、過去形が was・were と主語によって分かれ、-ed形は been です。人称と数で形が変わるのは、現代英語では be だけに残った特徴です。

自動詞と他動詞の違い(動詞の入口として)

動詞は、目的語を必要とするかどうかで他動詞と自動詞に分かれます。これは語の性質というより、その動詞がどう使われるかの型です。

目的語がないと文にならない動詞が他動詞で、enjoy、find、take、need、discuss などが代表です。逆に目的語を取らないのが自動詞で、appear、happen、rain、arrive、snow などが並びます。Rita looked upset – do you know what happened? の happened のように、それ1語で述語が完結します。

多くの動詞は両方の使い方を持ちます。I just can’t eat hot food. と What time do you want to eat? のように、目的語があってもなくても意味はほとんど変わりません。なお discuss や emphasise は前置詞を挟まずに目的語を取る動詞で、emphasises on という形にはならない点に注意が要ります。

状態動詞と動作動詞の違い

動詞が表すのが動作や出来事なら進行形にでき、状態なら通常は進行形にしません。この線引きが、時制を選ぶときの判断材料になります。

動作を表す動詞は、I cleaned the room. のように単純形でも、She’s watching television at the moment. のように進行形でも使えます。出来事を表す動詞も同じで、Four people died in the crash. と It’s raining again. はどちらも自然な形です。

動詞 状態としての意味 動作としての意味
be She is very friendly.(変わらない性質) She is being very unfriendly.(一時的なふるまい)
have We have two dogs.(所有している) We’re having a meeting.(会議を開く)
see Do you see what I mean?(理解する) Jane is seeing her boss today.(会う)
look Your dress looks nice.(見える) What are you looking at?(目を向ける)
come I come from France.(出身である) She is coming from France on Wednesday.(移動する)

状態動詞は I don’t know the name of the street. のように単純形で使うのが基本です。ただし、くだけた話し言葉では I’m not liking this book. のように、短い期間の話として状態動詞を進行形にすることがあります。これは伝統的な文法書には載っていない使い方だと Cambridge Grammar は断っています。

動詞が文の形を決める仕組み

後ろに何が続くかは、動詞ごとに決まっています。Cambridge Grammar はこれを動詞パターンと呼び、意味は動詞単体ではなくパターン全体にあると説明しています。

パターンにはいくつかの型があります。They laughed. のように単独で立つ型、They loved it. のように目的語が続く型、Put it on the table. のように目的語と前置詞句が続く型、I hate waiting. や I prefer to walk. のように別の動詞の形が続く型、She agreed to come. のように節が続く型です。

動詞句という考え方も押さえておくと整理しやすくなります。動詞句は本動詞1語か、本動詞に法助動詞や助動詞を足したまとまりで、本動詞は必ずいちばん後ろに来ます。英語の文を組み立てる作業は、どの動詞を選ぶかを決めた時点で半分終わっている、と言い換えることもできます。

動詞を表す verb の語源はラテン語 verbum(ことば)

verb は14世紀後半の英語に現れた語で、古フランス語 verbe とラテン語 verbum から入りました。verbum はもともと「ことば」を意味する語です。

ラテン語 verbum には、文法用語として「断定や宣言をする語、述語を担う品詞」という専門的な意味が後から加わりました。つまり、数ある語の中でも「言い切る役目を負う語」が切り出されて、verb という呼び名になったわけです。Oxford Learner’s Dictionaries も、この語を中英語後期に古フランス語 verbe またはラテン語 verbum から取り入れたものとしています。

さらにさかのぼると、印欧祖語の語根 *were-(話す)に行き着きます。同じ語根からは、サンスクリット語の vrata-(命令・誓い)、ギリシャ語の rhētōr(弁士)、ゴート語の waurd、古英語の word が生まれました。英語の word と verb が遠い親戚だというのは、この系譜から分かることです。

verbum を出発点とする語は verb だけではありません。verbal、adverb、proverb、verbatim、verbose、verbiage、そして rhetoric までが同じ根を共有しています。なお verb にはかつて単に「語」という意味もありましたが、その用法はすでに廃れ、verbal のような派生語にだけ痕跡が残っています。

日本語の動詞と英語の動詞の違い

日本語にも動詞はありますが、形の変え方も置かれる位置も英語とは別の仕組みです。同じ「動詞」という訳語につられると、感覚がずれます。

項目 英語の動詞 日本語の動詞
語順 主語のすぐ後ろ 文の末尾
人称・数 三人称単数現在で -s が付く 主語によって形は変わらない
疑問文 do などの助動詞が要る 語尾や助詞で示す
丁寧さ 動詞の形では示さない 語尾で示す

英語で最も引っかかりやすいのは三単現の -s です。日本語の動詞は主語が誰であっても形が変わらないため、She works のような -s が抜け落ちやすくなります。Cambridge Grammar も、規則動詞は人称や数で形を変えないが三人称単数現在だけは -s が付く、と念を押しています。

疑問文と否定文の作り方も違います。日本語は文末を変えれば済みますが、英語は Does she live locally? のように助動詞 do を呼び出す必要があります。動詞そのものはいじらず、前に別の語を置いて形を変えるという発想が、日本語話者にとっては新しく感じられる部分です。

間違えやすい動詞の組み合わせ

発音や綴りが近いために取り違えられる動詞があります。意味が別物なので、混ざると文の意味が通らなくなります。

代表は lie と lay です。lie / lay / lain は目的語を取らずに使い、lay / laid / laid は必ず目的語が要ります。I’ll lay the table then we can eat. は目的語がある lay の例で、We love to just lie on the beach. を lay で置き換えることはできません。affect と effect、raise と rise も同じ種類の取り違えです。

品詞そのものを間違える組み合わせもあります。lose は動詞ですが、loose は「ゆるい」という形容詞です。advise(動詞)と advice(名詞)、practise(動詞)と practice(名詞)も、綴り1文字で品詞が入れ替わる組み合わせとして挙げられています。

動詞についてよくある質問

Q. 動詞は動きを表す語だと習いましたが、違うのですか

動きだけではありません。英英辞典は動詞を、動作・出来事・状態の3つを表す語としています。exist や know のように動きを含まない語も動詞です。

Q. 動詞の形はいくつ覚えればよいですか

Cambridge Grammar は原形・過去形・-ed形の3つを基本としています。実用上はこれに三単現の -s 形と -ing 形を足した5つを押さえておけば足ります。

Q. be動詞は助動詞ですか、それとも本動詞ですか

どちらにもなります。She’s a professional photographer. の be は本動詞で、He’s thinking of moving to New Zealand. の be は進行形を作る助動詞です。do と have も同じ二役を持ちます。

Q. 不規則動詞は全部暗記するしかないのですか

4つのまとまりに分けると負担が減ります。3つとも同じ形、過去形と-ed形が同じ形、語尾の d が t に変わる形、3つとも違う形という分類で整理できます。

動詞のまとめ

動詞とは、動作・出来事・状態を表す語で、名詞・形容詞・副詞と並ぶ英語の四大品詞のひとつです。意味を担う本動詞と、進行・受動・完了や確実さを足す助動詞に分かれ、be・do・have はその両方の顔を持ちます。形は原形・三単現・過去形・過去分詞・ing形の5つで、規則動詞なら -ed と -ing を足すだけ、不規則動詞は4つのパターンに整理できます。

動詞を選んだ時点で、目的語が要るか(他動詞か自動詞か)、進行形にできるか(動作か状態か)、後ろに何が続くか(動詞パターン)がおおよそ決まります。語源をたどれば verb はラテン語 verbum(ことば)にさかのぼり、数ある語の中で「言い切る役目」を担う語として切り出されたことが分かります。細かい枝葉より先に、この骨組みを押さえておくのが近道です。

動詞の出典

動詞の定義、種類、活用、語源は以下の英英辞典、語源辞典、および Cambridge の文法解説で確認しました。

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