接続詞は、語と語、文と文をつなぐための語です。and や but のように対等につなぐものと、because や when のように主従の関係でつなぐものがあり、英語では conjunction と呼びます。
この記事では、接続詞とは何かという定義から始めて、二つの種類、意味ごとの一覧、前置詞との違い、間違えやすい点まで順に整理します。
接続詞とは何か(結論)
接続詞とは、語と語、句と句、文と文をつないで、その関係を示す語のことです。and、but、or、because、when、if などが代表で、英語では conjunction と呼びます。
接続詞そのものは主語にも述語にもなりません。つなぐことだけが仕事で、二つの内容がどういう関係にあるのか、並列なのか、原因と結果なのか、条件なのかを示します。
同じ二つの文でも、選ぶ接続詞によって意味が大きく変わります。It rained and we stayed home. と It rained so we stayed home. では、後者だけが因果関係を明示しています。
接続詞の二つの種類
接続詞は、つなぎ方によって等位接続詞と従位接続詞の二つに分かれます。この区別が分かると、カンマの打ち方や語順の悩みがほとんど消えます。
等位接続詞は、対等なもの同士をつなぎます。and、but、or、so、for、nor、yet の七つで、頭文字を並べて FANBOYS と覚える方法が広く使われています。
従位接続詞は、一方をもう一方に従える形でつなぎます。because、when、if、although、while、since、until などがこれにあたり、従位接続詞が付いたほうの文は単独では成立しません。
等位接続詞の一覧と使い方
等位接続詞は数が七つしかなく、それぞれ役割がはっきり分かれています。同じ形のもの同士をつなぐのが原則です。
| 接続詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| and | そして(追加) | I bought bread and milk. |
| but | しかし(対比) | It is small but comfortable. |
| or | または(選択) | Tea or coffee? |
| so | だから(結果) | It was late, so I left. |
| for | というのは(理由・書き言葉) | He stayed home, for he was ill. |
| nor | 〜もまた〜ない | She doesn’t smoke, nor does she drink. |
| yet | それなのに | It is old, yet it works well. |
等位接続詞で二つの文をつなぐときは、接続詞の前にカンマを置きます。It was raining, and we went home. の形です。語と語をつなぐだけならカンマは不要です。
従位接続詞の一覧と使い方
従位接続詞は意味の幅が広く、時・理由・条件・譲歩・目的などを担当します。付いた側の文は従属節と呼ばれ、主となる文に寄りかかる形になります。
| 意味 | 代表的な接続詞 | 例文 |
|---|---|---|
| 時 | when, while, before, after, until, as soon as | Call me when you arrive. |
| 理由 | because, since, as | I left because I was tired. |
| 条件 | if, unless, as long as | Come if you are free. |
| 譲歩 | although, though, even if | Although it rained, we went. |
| 目的 | so that, in order that | Speak slowly so that I can follow. |
| 比較 | than, as | He runs faster than I do. |
従属節は前にも後ろにも置けます。前に置いたときだけ、区切りとしてカンマを入れます。When I arrived, he was gone. と He was gone when I arrived. はどちらも自然です。
接続詞 and・but・or の使い分け
この三つは最初に覚える接続詞ですが、つなぐ形をそろえるという原則を外すと、とたんに読みにくい文になります。
名詞なら名詞、動詞なら動詞、句なら句でそろえます。I like reading and to swim. は形がそろっておらず不自然で、I like reading and swimming. が正しい形です。
or は否定文の中では「〜も〜も…ない」になります。I don’t like tea or coffee. は両方とも好きではないという意味です。ここで and を使うと、二つ合わせては好きではない、という別の読み方が生まれます。
時を表す接続詞の使い分け
時を表す接続詞では、節の中を未来形にしないという決まりがあります。ここは日本語から考えると気づきにくい部分です。
I will call you when I will arrive. は誤りで、I will call you when I arrive. が正しい形です。未来のことでも、when、before、after、until、as soon as のあとは現在形にします。
while と when の違いも押さえます。while は「〜している間」で幅のある時間、when は「〜するとき」で点でも幅でも使えます。I read while I waited. と I read when I waited. では、前者のほうが同時進行の感じが強く出ます。
理由を表す接続詞の使い分け
because、since、as はどれも理由を表しますが、聞き手にとって新しい情報かどうかで選び分けます。
because は理由そのものを伝えたいときに使います。答えとして最も強く、Why の問いに対しては because で答えます。文の後半に置くのが基本です。
since と as は、すでに分かっている前提を確認する場合に向きます。Since you are here, let’s start. のように文頭に置き、理由よりも次の内容に重心があります。
条件と譲歩を表す接続詞
if は条件、unless は否定の条件、although と though は譲歩です。unless は「〜しない限り」で、if not とほぼ同じ内容を一語で表します。
You will fail unless you study. は You will fail if you don’t study. と同じ意味です。unless のあとに not を重ねる必要はありません。
although と though は入れ替えて使えますが、though のほうがくだけた場面で使われ、文末に置いて「でもね」という付け足しにもなります。It’s expensive. I like it, though. の形です。
接続詞と前置詞の違い
意味が似ていても、接続詞のあとには主語と動詞のある文、前置詞のあとには名詞が来ます。ここを混ぜると形が崩れます。
| 意味 | 接続詞(後ろは文) | 前置詞(後ろは名詞) |
|---|---|---|
| 〜なので | because it rained | because of the rain |
| 〜の間 | while I was studying | during my study |
| 〜だけれど | although he is young | despite his youth |
| 〜まで | until he came | until noon |
during I was studying や because of it rained は形が合っていません。後ろが文か名詞かを見れば、どちらを使うべきかはその場で決まります。
接続詞を使った例文
等位の例です。I wanted to go, but I had no time.(行きたかったが時間がなかった)。We can walk or take a bus.(歩くかバスに乗るかできる)。
時と条件の例です。Please wait here until I come back.(戻るまでここで待ってください)。If you need help, just ask.(助けが必要なら言ってください)。
理由と譲歩の例です。She stayed home because she felt sick.(気分が悪かったので家にいた)。Although the test was hard, he passed.(試験は難しかったが合格した)。
接続詞のよくある間違い
一つ目は、because と so を同じ文で重ねる間違いです。Because it rained, so we stayed home. は日本語の「〜なので、だから」に引きずられた形で、英語ではどちらか一方だけを使います。
二つ目は、although と but を重ねる間違いです。Although he is rich, but he is not happy. も同じ理由で誤りです。
三つ目は、時と条件の節を未来形にする間違いです。If it will rain ではなく If it rains が正しい形になります。
接続詞の覚え方のコツ
まず等位の七つを FANBOYS で頭に入れ、残りはすべて従位だと割り切ると整理が早く進みます。数が多いのは従位のほうですが、意味のグループは時・理由・条件・譲歩・目的の五つしかありません。
次に、後ろに文が来るか名詞が来るかで前置詞と区別する習慣をつけます。because と because of、while と during を対にして覚えておくと、書くときの迷いが減ります。
最後に、日本語の「〜ので、だから」を二重に訳さないことです。英語では関係を示す語はひとつで足りる、と決めておくと自然な文になります。
接続詞についてよくある質問
問題ありません。強調やリズムのために文頭に置く書き方は実際の英文で広く見られます。避けるべきという説がありましたが、現在の用法解説では認められています。ただし多用すると読みにくくなります。
等位接続詞で文と文をつなぐときは前にカンマを置きます。語と語をつなぐだけなら不要です。従位接続詞の場合は、従属節を前に置いたときだけ、その終わりにカンマを入れます。
think、know、say などのあとに続く名詞節の that は、日常的な文では省略されることが多くあります。I think he is right. のように省いても意味は変わりません。ただし文が長いときは残したほうが読みやすくなります。
however や therefore は接続副詞で、文法上は文をつなげません。二つの文をつなぐにはピリオドかセミコロンが必要です。It rained, however we went. は誤りで、It rained. However, we went. とします。
接続詞のまとめ
接続詞とは、語や文をつないでその関係を示す語です。対等につなぐ等位接続詞が七つ、主従の関係でつなぐ従位接続詞がそれ以外、という二分法で全体を捉えられます。
選ぶときは、追加・対比・選択・理由・条件・譲歩のどれを表したいかを先に決めます。形の面では、後ろが文なら接続詞、名詞なら前置詞という線引きと、時と条件の節は未来形にしないという決まりの二つを押さえておけば、大きな崩れは起きません。
接続詞の出典・参考にした辞書
英語の conjunction の定義・用法は以下の英英辞典で確認しました。

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