
マナーとは、礼儀作法、物事のやり方、人への接し方、種類、といった意味を持つ言葉であり、英英辞典はこれを最大で九つの語義に分けて立てています。
英語の manner をそのままカタカナにした語で、Oxford Learner’s Dictionaries は語源を古フランス語 maniere を経たラテン語 manuarius「手の」、その元を manus「手」としました。
この記事では、マナーの意味を英英辞典の語義ごとに切り分け、礼儀作法の manners とやり方の manner のずれ、all manner of などの成句、そして辞書が示す発音までを整理します。
根拠にしたのは Cambridge Dictionary・Oxford Learner’s Dictionaries・Wiktionary の記述だけです。
マナーとは何か(結論)
日本語でマナーといえば、ほとんどの場合は礼儀作法のこと。
ところが英語の manner を英英辞典で引くと、最初に出てくる語義は礼儀ではありません。
Cambridge Dictionary が先頭に置く定義は「the way in which something is done(何かが行われる、そのやり方)」。
同辞典はこの語義にガイドワード WAY を立て、レベルの札は B2 を付けました。
例文は「彼女は責めるような様子で私を見つめた(She stared at me in an accusing manner)」。
礼儀作法のほうは、同じ辞典のなかで POLITE BEHAVIOUR という別の札を立てた、四番目の語義として並んでいます。
そしてその語義に辞書が載せた例文は、He needs to be taught some manners という複数形の形でした。
つまり日本語のマナー1語には、英語の manner(やり方・態度)と manners(礼儀作法)という二つの形が重なっているわけです。
マナーの語義は辞書ごとにいくつもある
Cambridge Dictionary は名詞 manner の語義を、WAY(やり方)・BEHAVIOUR(振る舞い)・POLITE BEHAVIOUR(礼儀にかなった振る舞い)・TYPE(種類)という四つのガイドワードで分けています。
このうち WAY の札には、「何かが行われるそのやり方」と「〜の流儀で」という二つの定義が入りました。
Oxford Learner’s Dictionaries はさらに細かく、礼儀にかなった振る舞い・物事のやり方や起こり方・人への接し方・ある集団の習慣・あらゆる種類、という五つを並べました。
続けて〜の流儀で・in a manner of speaking・to the manner born・what manner of も語義として独立させ、合わせて九つになります。
Cambridge Dictionary の American Dictionary の項は、WAY と BEHAVIOR の二つに絞った構成。
Wiktionary は語源と発音の記述が厚く、ラテン語より前の段階までさかのぼる説明を載せました。
この記事では、辞書が立てたマナーの語義を一つずつ順に見ていきます。
マナーの語源はラテン語 manus(手)
Oxford Learner’s Dictionaries の語源欄は、manner を「中英語。古フランス語 maniere から」と記しています。
その maniere の土台になったのが、ラテン語 manuarius「手の」。
そして manuarius の元が、ラテン語 manus「手」です。
辞書がたどった道すじを並べると、manus「手」→ manuarius「手の」→ maniere → manner という順になります。
礼儀作法という日本語からは遠く感じますが、出発点にあるのは「手」を表す一語でした。
同じ語源欄は、成句として all manner of somebody/something も併記しています。
マナーの語源として Oxford Learner’s Dictionaries が示すのは、ラテン語 manus「手」ただ一語です。
マナーの語源をさらにさかのぼる
Wiktionary は、Oxford よりも段階を細かく割って示しました。
まず中英語の manere・maner。
その前はアングロノルマン語の manere、さらに前が古フランス語の maniere。
そこから俗ラテン語の *manāria へ、そしてラテン語 manuarius「手に属する」の女性形へとつながります。
manuarius の元はやはり manus「手」。
Wiktionary はこの語の根を、印欧祖語の *(s)meh₂- にまで置いています。
もう一つ、同辞書には manner が古英語の hād「本性、やり方」を押しのけた、という注記もありました。
つまりマナーは、もともと英語にあった語を外から来て置き換えた借用語だと Wiktionary は記しています。
マナーの「やり方・方法」の語義
Cambridge Dictionary の第一の語義は WAY の札で、定義は「the way in which something is done」。
レベルの札は B2 です。
例文は三つ挙がっていて、一つ目が「彼女は責めるような様子で私を見つめた(She stared at me in an accusing manner)」。
二つ目は「彼は通常のやり方で選出された(He was elected in the normal manner)」。
三つ目は「人々の心に残ったのは、彼女の死に方だった(It was the manner of her death that stuck in the public’s mind)」でした。
辞書は例文の頭に in a manner と manner of という二つの型を示しています。
in + 形容詞 + manner で「〜なやり方で」、manner of + 名詞で「〜のやり方」という組み立て。
やり方や方法を指す言葉というつながりでは、メソッドとは?意味と語源も同じ英英辞典で調べています。↓

マナーの「〜の流儀で」という語義
同じ WAY の札のなかに、Cambridge Dictionary はもう一つ「in the style of something(何かの様式で)」という定義を置いています。
レベルの札は付いていません。
例文は「彼女の最新作は、まさにヒッチコック流のサスペンス・スリラーだ(Her latest film is a suspense thriller very much in the manner of Hitchcock)」。
Oxford Learner’s Dictionaries も同じ用法を立て、定義を「in a style that is typical of somebody/something(だれか・何かに典型的な様式で)」としました。
こちらの例文は「ラファエロ風の絵(a painting in the manner of Raphael)」。
映画でも絵画でも、in the manner of + 人名で作風を言い表せると辞書は示しています。
マナーの「人への接し方・態度」の語義
Cambridge Dictionary が BEHAVIOUR の札で立てたのが、人への接し方の語義。
定義は「the usual way in which you behave towards other people, or the way you behave on a particular occasion」。
日本語にすると「ふだん他人に対してとる振る舞い方、またはある場面での振る舞い方」になります。
レベルの札は、やり方の語義と同じ B2。
例文の一つ目は「彼女はどこか冷たく、よそよそしい態度をとる(She has a somewhat cold, unfriendly manner)」。
二つ目は「私たちが何も買わないと分かったとたん、彼の態度はすっかり変わった」。
原文は As soon as he realized that we weren’t going to buy anything, his whole manner changed でした。
どちらの例文も manner は単数形で、has a manner・his manner という形をとっています。
礼儀が良いか悪いかではなく、その人がまとっている態度そのものを指すのがこの語義です。
人のとる構えや立場という近い話題では、スタンスとは?意味と語源も同じ英英辞典で調べています。↓

マナーの「礼儀作法」の語義
日本語のマナーに一番近いのが、Cambridge Dictionary の POLITE BEHAVIOUR の札。
定義は「polite ways of treating other people and behaving in public(他人への接し方や人前での振る舞いのうち、礼儀にかなったもの)」です。
レベルの札は付いていません。
辞書が例文の頭に示した型が be taught manners。
例文は「彼は少し礼儀を教わる必要がある(He needs to be taught some manners)」でした。
注目したいのは、型も例文も manner ではなく manners という複数形になっている点。
礼儀作法の語義で Cambridge Dictionary が載せた形は、単数の manner ではなく複数の manners です。
マナーの「種類」を指す語義
Cambridge Dictionary は TYPE の札で、定義をそのまま「a type(ある種類)」と短く置きました。
示された型は manner of。
例文は「新しい候補者についてはほとんど知られていない。いったいどんな人物なのか(Very little is known about the new candidate – what manner of man is he?)」です。
Oxford Learner’s Dictionaries も同じ形を立て、定義を「what type of…(どんな種類の)」としています。
そちらの例文は「どんな人間なら、こんな恐ろしいことができるのか(What manner of man could do such a terrible thing?)」。
二冊とも what manner of man という同じ組み合わせを例に選んだことになります。
マナーの「整然と」を言うアメリカ英語の例文
Cambridge Dictionary の American Dictionary の項にも、WAY の札で同じ定義が立っています。
定義は「the way in which something is done」で、イギリス英語の項と変わりません。
違うのは例文のほう。
「建物からは順序よく退出してください(Please exit the building in an orderly manner)」という一文が選ばれています。
in an orderly manner は、案内放送や掲示でそのまま使える言い回し。
礼儀作法としてのマナーではなく、行動のやり方を指す使い方だと分かります。
マナーが「物腰」を指すアメリカ英語の語義
American Dictionary の項には、BEHAVIOR の札も立っています。
定義は「the usual way in which you behave toward other people, or the way you behave on a particular occasion」。
例文の一つ目は「彼の物腰は、親しみはあるが形式ばっていた(His manner was formal, though friendly)」です。
二つ目は「彼女は温かい笑みと、人を引きつける物腰の持ち主だった(She had a warm smile and an engaging manner)」。
どちらも manner に形容詞を添えて、その人の雰囲気を描いています。
この語義のマナーは、良し悪しを評価する言葉ではなく、人の様子を描写する言葉として使われています。
Oxford が一番目に置くマナーの「礼儀」の語義
Oxford Learner’s Dictionaries が最初に置いたのは、礼儀の語義でした。
定義は「behaviour that is considered to be polite in a particular society or culture(ある社会や文化のなかで礼儀にかなっているとみなされる振る舞い)」。
例文は「行儀が良い/悪い(to have good/bad manners)」です。
ここでも形は複数形の manners。
見落としたくないのは「ある社会や文化のなかで」という限定が定義に入っていること。
礼儀にかなっているかどうかは社会や文化ごとに決まる、という前提を辞書そのものが書き込んでいます。
Cambridge Dictionary が POLITE BEHAVIOUR を四番目に置いたのに対し、Oxford はこれを筆頭に据えた形になります。
マナーが「物事の進み方」を指す Oxford の語義
Oxford Learner’s Dictionaries の二番目は「the way that something is done or happens」。
日本語にすると「何かが行われる、あるいは起こる、そのやり方」になります。
Cambridge Dictionary の定義には is done しかありませんでしたが、Oxford はそこに or happens を足しました。
人が行うことだけでなく、出来事が起こるその起こり方も指せる、という書き分け。
例文は「彼女は事務的な調子で答えた(She answered in a businesslike manner)」です。
ここでも in + 形容詞 + manner の型が使われています。
マナーが「人への振る舞い」を指す Oxford の語義
三番目に立つのが「the way that somebody behaves towards other people(だれかが他人に対してとる振る舞い方)」。
Cambridge Dictionary の BEHAVIOUR の札と重なる語義です。
例文は「攻撃的な/親しみやすい/くつろいだ態度をとる(to have an aggressive/a friendly/a relaxed manner)」。
三つの形容詞を並べることで、have a + 形容詞 + manner という型を一目で見せる作り。
冠詞 a が付いていることからも、この語義の manner が単数で使われていると読み取れます。
マナーが「ある集団の習慣」を指す語義
Oxford Learner’s Dictionaries には、「the habits and customs of a particular group of people(ある集団の人々の習慣としきたり)」という語義もあります。
礼儀というより、その集団にしみついたやり方の総体を指す語義。
例文は「十七世紀の社会的な道徳と習慣(the social morals and manners of the seventeenth century)」です。
ここでも manners は複数形で、morals と並べて使われています。
歴史や文化を論じる文章で見かける組み合わせ。
並んで出てくる morals のほうも、モラルとは?意味と語源で同じ英英辞典をたどっています。↓

マナーの all manner of は「あらゆる種類の」
Oxford Learner’s Dictionaries は「many different types of people or things(さまざまな種類の人や物)」という語義も立てています。
使う形は all manner of。
例文は「その問題はあらゆるやり方で解ける(The problem can be solved in all manner of ways)」です。
all と ways は複数の感覚なのに、あいだの manner は単数のまま置かれている点が目を引きます。
同辞典の語源欄にも、成句として all manner of somebody/something が別立てで載りました。
all manner of は、辞書が語義と成句の両方で取り上げている、マナーの代表的な型です。
マナーは英語でどう言うか
日本語のマナーは、ほぼ礼儀作法の意味に固定されています。
英語の manner はそうではありません。
二冊の辞書を並べて見ると、礼儀作法の語義に付いている例文は、すべて複数形でした。
Cambridge Dictionary が示した形は be taught manners と He needs to be taught some manners。
Oxford Learner’s Dictionaries が載せた形は to have good/bad manners でした。
集団の習慣を指す語義の例文も、the social morals and manners of the seventeenth century という複数形でした。
いっぽう単数の manner が出てくるのは、やり方と態度の語義ばかり。
in an accusing manner、in the normal manner、in a businesslike manner、in an orderly manner。
さらに in the manner of Hitchcock、his whole manner、an engaging manner も、すべて単数形でした。
Cambridge Dictionary が礼儀の語義にだけ POLITE BEHAVIOUR という独立した札を立てたのも、この線引きと重なります。
日本語の「マナーが悪い」を英語にするなら、辞書に載っている形は bad manners のほう。
単数の a bad manner という形は、どちらの辞書の例文にも出てきません。
礼儀作法は manners、やり方と態度は manner ── 辞書の例文が並べている形は、この二つにきれいに分かれています。
マナーを使った熟語・成句
Oxford Learner’s Dictionaries は、manner を使った成句をいくつも語義として独立させています。
一つ目が in a manner of speaking。
定義は「if you think about it in a particular way; true in some but not all ways(ある見方をすれば。すべての面ではないが、ある面では正しい)」です。
例文は「いわば、これらの見方はどれもつながっている(All these points of view are related, in a manner of speaking)」。
二つ目が to the manner born。
定義は「as if something is natural for you and you have done it many times in the past(それが自分にとって自然で、過去に何度もやってきたかのように)」でした。
例文は「彼女は生まれつきそうであったかのように、屋敷での暮らしになじんだ(She adapted to life on the estate as if to the manner born)」。
三つ目が all manner of somebody/something、四つ目が what manner of。
そして五つ目として、in the manner of somebody/something も様式を言う形で立っています。
マナーと語源を同じくする各国語の言葉
Wiktionary は、manner と同じ語源をもつ語を各国語から並べています。
フランス語の manière、スペイン語の manera、ポルトガル語の maneira。
ポルトガル語にはもう一つ maneiro が挙がっていて、意味は「扱いやすい、持ち運べる」とされています。
ルーマニア語の mâner は「取っ手」。
イタリア語の mannaia にいたっては「斧」という意味で載っています。
取っ手も斧も、手で握って使うもの。
ラテン語 manus「手」から枝分かれした語が、言語ごとに「やり方」「取っ手」「斧」へと散らばった様子が、この一覧から読み取れます。
| 項目 | 辞書の記述 |
|---|---|
| 品詞 | 名詞(Cambridge はすべての語義を noun と記載) |
| レベル | B2=やり方の語義/B2=人への接し方の語義(Cambridge) |
| ガイドワード | WAY・BEHAVIOUR・POLITE BEHAVIOUR・TYPE(Cambridge) |
| 語源 | 中英語 ← 古フランス語 maniere ← ラテン語 manuarius「手の」← manus「手」(Oxford) |
| さらに前 | アングロノルマン語 manere・俗ラテン語 *manāria・印欧祖語 *(s)meh₂-(Wiktionary) |
| 発音 | UK /ˈmæn.ər/・US /ˈmæn.ɚ/(Cambridge) |
| 同音異義語 | manor・manna(Wiktionary) |
| 同語源の語 | manière(フランス語)・manera(スペイン語)・maneira / maneiro(ポルトガル語)・mâner(ルーマニア語)・mannaia(イタリア語) |
| 押しのけた語 | 古英語 hād「本性、やり方」(Wiktionary) |
マナーの英語 manner の発音は /ˈmænər/
Cambridge Dictionary はイギリス英語を /ˈmæn.ər/ と示しています。
アメリカ英語は /ˈmæn.ɚ/。
Wiktionary の表記は、容認発音が /ˈmænə/、一般米語が /ˈmænɚ/ でした。
強勢の印はどちらの辞書も第一音節に付いています。
Wiktionary は韻を -ænə(ɹ) とし、音節の区切りを man-ner と記しました。
同辞書は同音異義語として manor と manna も挙げています。
アメリカ英語の音声ファイルも添えられていました。
カタカナのマナーは二拍で読めますが、英語の manner は第一音節に強勢を置いた /ˈmænər/ です。
マナーで間違いやすい点
一つ目は、礼儀作法の意味で単数形を使ってしまうこと。
辞書がその語義に載せた例文は、be taught manners も good/bad manners も複数形でした。
二つ目は、in the manner of を礼儀の話だと読んでしまうこと。
この形は「〜風に、〜の様式で」という意味で、辞書の例文はヒッチコックとラファエロでした。
三つ目は、manner と manor の取り違え。
Wiktionary はこの二語を同音異義語として並べており、音では区別が付きません。
四つ目は、all manner of の manner を複数形にしてしまうこと。
辞書の例文 in all manner of ways では、ways だけが複数形で manner は単数のままです。
五つ目は、manner を人の評価の言葉だと思い込むこと。
単数の manner は、その人の様子や物事のやり方をただ描写する言葉として、辞書の例文に並んでいます。
マナーについてよくある質問
ラテン語の manus「手」です。
Oxford Learner’s Dictionaries の語源欄は「中英語。古フランス語 maniere から。ラテン語 manuarius『手の』に基づき、その元は manus『手』」と記しています。
Wiktionary はさらに細かく、中英語 manere、アングロノルマン語 manere、古フランス語 maniere、俗ラテン語 *manāria、ラテン語 manuarius の女性形、という段階を示しました。
同辞書はこの語の根を、印欧祖語の *(s)meh₂- に置いています。
辞書の例文を見るかぎり、礼儀作法の語義には複数形の manners しか現れません。
Cambridge Dictionary は be taught manners、Oxford Learner’s Dictionaries は to have good/bad manners を挙げています。
いっぽう、やり方や態度を指す語義の例文は in an accusing manner・in a businesslike manner・his whole manner のように、すべて単数形でした。
Cambridge Dictionary が礼儀の語義にだけ POLITE BEHAVIOUR という独立した札を立てている点も、この線引きと重なります。
辞書に載っている形は bad manners です。
Oxford Learner’s Dictionaries の例文が to have good/bad manners で、行儀が良い・悪いをこの一組で表しています。
Cambridge Dictionary には「彼は少し礼儀を教わる必要がある(He needs to be taught some manners)」という例文があります。
どちらも複数形で、単数の manner は使われていません。
Oxford Learner’s Dictionaries は「ある見方をすれば。すべての面ではないが、ある面では正しい」と定義しています。
例文は「いわば、これらの見方はどれもつながっている(All these points of view are related, in a manner of speaking)」。
断定を少しやわらげたいときに添える言い方として辞書に載っています。
Wiktionary は manner の同音異義語として manor と manna を挙げています。
発音は容認発音が /ˈmænə/、一般米語が /ˈmænɚ/ と記されました。
Cambridge Dictionary の表記はイギリス英語が /ˈmæn.ər/、アメリカ英語が /ˈmæn.ɚ/ です。
あります。
Cambridge Dictionary は TYPE の札で定義を「a type」とし、例文に what manner of man is he? を挙げました。
Oxford Learner’s Dictionaries も「what type of…」を立て、What manner of man could do such a terrible thing? を示しています。
all manner of ways のように、「あらゆる種類の」を言う形でも使われます。
マナーのまとめ
マナーとは、日本語では礼儀作法を指す言葉ですが、英語の manner を辞書で引くと、まず出てくるのは「何かが行われるそのやり方」という語義でした。
語源はラテン語の manus「手」で、manuarius「手の」から古フランス語 maniere を経て英語に入ったと Oxford Learner’s Dictionaries は記しています。
Wiktionary はその根を印欧祖語の *(s)meh₂- まで置き、manner が古英語の hād を押しのけた借用語であることも添えました。
Cambridge Dictionary はこの語を WAY・BEHAVIOUR・POLITE BEHAVIOUR・TYPE の四つの札で、Oxford Learner’s Dictionaries は成句まで含めて九つに分けています。
英語で使うときに押さえておきたいのは、礼儀作法の語義の例文がすべて複数形の manners であり、やり方や態度の語義の例文がすべて単数形の manner だという線引き。
単数の manner は in an accusing manner や in an orderly manner のように、in + 形容詞 + manner の型で使われます。
in the manner of + 人名なら、「〜風に」という様式の話。
成句としては all manner of(あらゆる種類の)、in a manner of speaking(いわば)、to the manner born(生まれつきそうであったかのように)の三つが辞書に立っています。
発音は第一音節に強勢を置いた /ˈmænər/ で、manor・manna と同音だと Wiktionary は記しました。
\辞書で引いた言葉/
日本語と英語でずれるビジネス用語を、同じ英英辞典で確かめられます

語源・発音記号・例文つき
マナーの参考文献
manner の定義・語法・発音・語源は以下の英英辞典と辞書で確認しました。
- Cambridge Dictionary|manner(Cambridge University Press 公式辞書)
- Oxford Learner’s Dictionaries|manner(名詞)(Oxford University Press 公式辞書)
- Wiktionary|manner(Wiktionary 英語版)
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